おせち3部作
お料理大好き、ひろです。
三が日のために
お正月が近づくとソワソワするのがおせちです。
今年は何にしようかなー。
三が日、皆さんは旅行に出かけたり、里帰りしたり、初詣に行ったりするのでしょうか?
寒い季節なので、ここ数年、我が家ではお正月イコール寝正月が当たり前で定着しています。3日間食べて、飲んで、寝ての生活。
そんな三が日スタイルの変化に伴って、何をどれくらい作るのか?というおせちの内容や量も変化してきました。余ってももったいないし、かと言って正月なのに地味すぎても…
三が日、キッチンに立たずに済んで、快適な寝正月を過ごせる十分なボリュームがあり、酒の肴になり、見栄えもそこそこするもの…という選定基準です。
で、ここ数年、お正月には必ずこれだけは必須アイテムっていうのが3つ定着してきました。以下でご紹介致します。
レシピや作り方にご興味ある方があれば、動画のリンクも貼っておきますので参考にして見て下さい。
牛肉の八幡巻き
八幡巻きは旧八幡村(現在の京都府八幡市)の郷土料理が発展したもので、ごぼうの産地だったことと天然物の鰻が獲れたことから八幡の名がつけられたそうだとか。
なので八幡巻きはもともとウナギでゴボウを巻いて煮たものであったそうです。
ゴボウの見た目から「細く長く幸せが続きますように」と願って食されてきたようです。
検索すると八幡巻きのレシピではインゲンやニンジンを巻いたものも多々出てきます。
ルックス的には、鶏ひき肉を敷いた油揚げでインゲンやニンジンをくるりと巻いた信太巻きのようなカラーリングとなります。
しかし何年か前に牛肉でゴボウを巻くだけのシンプルな八幡巻きのレシピを見て作ったところ、大変美味しくて腹持ちも良く、日本酒にも合うということで、今では定番三が日レシピ首位の座を獲得しています(ひろ家調べ 笑)
牛肉だと、インゲンやニンジンを巻いた時の色の対比があまり美しくないので、ここではゴボウと牛肉の無骨なカラーリングにとどめ、華やかさに関しては次で紹介する白い鶏もも肉を使ったオープン料理にその役割を委譲することにしました。
このレシピではゴボウを一旦、縦4分の1に切ってから味付け汁で煮て、あとから4本集めて丸太にして肉を巻くので、ゴボウに味がよく染みてとても美味しいのです。
▶︎作り方
3色チキンロール
次に彩りかわいいチキンロールです。
八幡巻きからバトンタッチされた鮮やかな色のインゲンとニンジンを使います。
調味料に漬けた鶏もも肉を丸々一枚使って巻いて、オーブンで焼くというシンプルなものです。
切り口がお正月っぽいイイ感じ。
また、サッパリしていて飽きのこない一品です。
三が日3人分だとすると、もも肉2枚くらいで大丈夫だと思います。
美しい断面のコツは
❶中に入れるインゲンとニンジンを短時間で煮て冷水で色止めすること。
❷オープンから出して、さましたあと、冷蔵庫で冷やしてからカットする。
❸包丁が油で汚れてきたら、その都度洗い、水気を拭いてから切る
冷蔵庫で冷やすと、肉の周りにうっすらゼラチン質が固まってプルプルしています。このジュレも含め、大変美味しい料理です。
▶︎作り方
奉書巻2種
奉書(ほうしょ)とは上質の和紙のこと。奉書巻は、かつら剥きにした大根やかぶを奉書に見立て、具材を巻いた料理のことです。巻く具材としてはカニや数の子、洋風なものではハムやスモークサーモンなどがあります。
私は子供の頃からダイコンとニンジンで作るナマスがどうも苦手だったのですが、日本酒を飲むようになると、料理の合間に酢の物でサッパリしたくなることがあります。
そんな時、サーモンを包んだ奉書巻は最高!
今年、カニカマを試したところ、これもまた香りもよく採用となりました。
▶︎作り方
言わずもがな三品
刺身
やつがしら
母のルーツは山梨らしく、我が家では八つ頭を煮ます。祖母の代から正月といえば八つ頭。
里芋と同様、親芋に小芋がたくさん付くことから、八つ頭は子だくさん・子孫繁栄の象徴として食するようです。
「子宝に恵まれますように」という願いを込めて、おせちに使われるようです。
また八つ頭は親芋と小芋が密着して、頭がいくつもあるように見えることから、めでたい「お頭」がたくさんあり、縁起が良いものと考えられているようです。
私は、亡くなった祖母の味にはまだまだ辿り着けてはいませんが、毎年近づいている実感はあります。
だし巻き卵3種
保険の2品
足りなかったらどうしようかという思いと、余ってもどうにかなるもの