映画『杳かなる』
映画『道草』の宍戸大裕監督が新しい映画を発表されて
試写会によんでいただいた
宍戸監督の『道草』は重度知的障害のある方がいろんな方の力を借りながら
一人暮らしをしていくというドキュメンタリー
僕はこの映画を観て、コトラの将来に光を見出し、訪問事業所を立ち上げた
今回はALSの方にスポットを当てたドキュメンタリーとなっている
実に3年半をかけて作られた映画
僕は映画が好きだが、ドキュメンタリー映画は苦手だった
実に淡々と真実を伝えるというのには、映画なのか？
という疑問もあった
しかし、宍戸監督の映画は違った
ドキュメンタリーの中にストーリーがある
物語がある
「真実は小説よりも奇なり」
という名言があるくらいだから
本来、世の中は物語に溢れている
それをどのように伝えていくかが監督の力だと思う
宍戸監督の映画にはそれだけではなく、美しさとユーモアもある観ていて引き込まれていく
今回、初めてお会いできたが、不思議な魅力のある方だった
ネタバレになるといけないので、内容は伏せておくが
今回の映画もぜひ多くの方に観てほしいと思う
身近にALSの方がいなくても
福祉の世界、医療の世界の人じゃなくても
映画が好きという理由だけでも
ぜひ観てほしい
ナレーション、主題歌を歌っている寺尾紗穂さんの声も歌もとてもよかった
名古屋では3月8日からシネマスコーレで上映される予定だ
順次全国でも上映されるが
東海地方の方はこの機会にぜひ
観たら映画について語り合いたい
