kotopapa

重度知的障害で自閉症の長男を含む4児のパパです。会社経営をしながら楽しい子育てとの両立をする毎日の奮闘を書き綴ります。

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最近の記事

能登と輪島

先週、私の通う経営勉強会のメンバーと能登に研修にいきました 目的は能登の現状を知ることと、社会福祉法人佛子園の理事であり、日本海倶楽部の施設長である竹中さんからご講義をいただくため 計画は豪雨災害の前からしていました 豪雨災害があり、一度はやめようかという話もありましたが、竹中さんがぜひいらしてくださいとおっしゃってくださったので、決行 結果、本当に行って良かった二日間となりました まずは日本海倶楽部さんにてご講義 日本海倶楽部さんはビアレストランです こんな時にお酒なんて

    • ビールを作りたい⑦

      日本海倶楽部さんを見学させていただいた際に 「富山のKOBOブルワリーさんも行くといいですよ」 と教えていただいた KOBOさんを運営するコチャスは元々日本海倶楽部発足の際のブルワーさんだったそうだ チェコで醸造を学んで、日本でビールを作っている 日本海倶楽部さんの発足が20年以上前なので、もう20年以上も日本でビールを作っていることになる 早速アポを取って、KOBOさんへ行ってみた 富山港のすぐ近く、古い街並みの中にあるKOBOブルワリーは醸造所とブリューパブとに分かれ

      • 再会

        以前、図書館のイベントコーナーで見つけた本「再会」 7月と言うことで七夕コーナーだった 「七夕」「再会」ということで、心ときめく切ないストーリーを予想したのだが、よい意味で裏切られた バリバリのミステリーだった 作者の横関大さんは公務員として働く傍ら、8年連続で江戸川乱歩賞に応募するという経歴の持ち主 江戸川乱歩賞を受賞することがすごいことだが 8年連続で応募するのもすごいと思う 父親の影響でミステリーが好きだったそうだ 派手さはないが、読みやすく、吸い込まれていくような

        • 【映画】連鎖

          2020年の韓国映画「連鎖」 韓国映画らしいと言えばそうだが、見ていてとても苦しくなる内容だった 「下記引用」 韓国ドラマ「賢い医師生活」のキム・デミョンが主演を務め、知的障害者の青年と父親を捜す少女の友情が思わぬ負の連鎖を引き起こす様子を描いたヒューマンドラマ。田舎町の精米所を働く青年ソック。30代だが8歳ほどの知能しかない彼は、周囲の人々に協力してもらいながら平穏に暮らしていた。そんなある日、ソックは父親を捜すひとりの少女ウンジと出会う。ソックとウンジは友だちとして特別

          ビールを作りたい⑥

          能登の先端の方にあるビアレストラン「日本海倶楽部」 美味しいピルスナーを探してたどり着いた場所だ しかも、社会福祉法人が運営するという B型作業所も併設 これはベンチマークになるかもしれない。 見学をお願いすると、快諾いただいた 一宮から片道5時間半くらい 東京に行くよりも遠い道のりだが、ワクワクした ロケーションも素晴らしい! 案内してくださったのは施設長の竹中さん とても親切に話を聞いてくださった 運営される佛子園さんは、戦争孤児を受け入れる場所から始まったそうだ 今は

          ビールを作りたい⑥

          ぜんざいには塩がいる

          なかなかインパクトのある本だが すごく素晴らしい本だった 著者の田村一二さんは、障害福祉の父とも呼ばれる糸賀一雄さんの 意思を引き継ぐような方だ 近江学園にも関わっていた この本は40年以上前に書かれた本だが、今こそ沢山の方に読んでほしい 障害福祉も進歩し、沢山の障害福祉サービスと呼ばれるものも増え 社会としての認知も変わってきている 障害児・障害者へのアプローチ、療育方法も千差万別だ しかし、手法が増えることによって、関わる人たちの在り方が 薄れてきているのではないかと感

          ぜんざいには塩がいる

          さだまさし

          最近はまた、さだまさしさんにハマっている 昔から曲が好きで歌詞も面白いので好きだった 昔ハマったきっかけは、この映画を観て 「結婚しようよ」 これを観て、吉田拓郎にハマり、その流れでさだまさしに 今回は毎月読んでいる雑誌「致知」にさだまさしさんの対談が載っていたこと 実にパワフルで面白く、波瀾万丈な人生を送ってらっしゃる さださんがこれだけたくさんのコンサートをする意味なども素晴らしい コンサートも行ってみたいと思ってしまった さださんの曲には愛とか運命的なことがよく書

          さだまさし

          ビールを作りたい⑤

          ビールは世界にまさに100種類以上の種類がある 日本の大手メーカーのビールはほとんどがラガー その他にもたくさんあるわけだ ペールエール、IPA、ボック、ケルシュ、ヴァイツェン、スタウト・・ 自然発酵のビールなんかもある 空気中の酵母が発酵させるというわけだ ビールを作りたい!と思ってから、いろんな種類のビールを飲んだ いろんなお店にも行ってみた はじめにハマったのはエール系のビール IPAとか、HAZY IPAとか とても美味しいが、ずっと飲み続けられるものではない アルコ

          ビールを作りたい⑤

          ゴミトレトレレンジャー

          昨年知り合った、OTの山田さんより車椅子に乗って、街のゴミ拾いを競い合う、「スポゴミ」という企画を聞いて、とても面白いと思った 4〜5人くらいを1チームで、各チームに車椅子が一台 1人が車椅子に乗って、ゴミ拾い 街中を散策しながら、ゴミ拾いを競い合うという内容 もちろん、ゴミ拾いをして街中が綺麗になる そんなお掃除もゲームのようにすることによって、いつも以上に楽しくなる そして、車椅子で街中を進むことによって、どんなところが進みにくいのか、車椅子目線がわかる これは面白い

          ゴミトレトレレンジャー

          少林寺三六房

          先日、コトラに連れられてハードオフに行くと中古DVDのコーナーが 中古のDVDはついつい見てしまうのだが、今回も漁ってみると 懐かしいタイトルが 「少林寺三六房」 1978年の作品なので、自分が2歳の時か 子供の頃、香港映画の好きだった親父の影響でいろいろ観ていた この少林寺も子供の頃に観たことあるようなないような しかし、パッケージにはタランティーノ絶賛!の文字が! 二十歳くらいの頃、タランティーノが大好きでニューヨークまで 舞台を観に行ったくらいの自分は即買い(400円

          少林寺三六房

          ビールを作りたい④

          ビールを作りたいと思って、最初に難航したのは研修先 この頃はまさにコロナ禍で、受け入れてくれるところがなかったのだ クラフトビールの業界は横の繋がりが太く、親身な方が多い だが、時期が悪かった 愛知県のブルワリーはもちろん、他県にも何箇所か聞いてみたがダメだった 困っていたところに、雨さんが「名駅の岡田屋さんが相談にのってくれるって!」と連絡が 難航している自分を見て、雨さんも探してくれていたのだ 灯台下暗し。名古屋といえばYマーケットである 早速、Yマーケットの社長である

          ビールを作りたい④

          トングを買って

          ある日突然、娘が「トングが欲しい」 と言い出した え、なに突然? と聞くと、ゴミ拾いがしたいという 兄のコトラはいつもデイで掃除活動をしている デイのプログラムとかではなく、自主的に なぜか掃除が好きらしい 公園のゴミ拾い、落ち葉拾い、トイレまで掃除するらしい そんなことは知らないはずだが、娘もゴミ拾いがしたいと amazonでトングを購入し 3人でゴミ拾いに ゴミを見つけると、とても嬉しそうなふたり まるで宝探しかのようだ 2人にとって、田んぼや空き地は宝の山のよ

          トングを買って

          アポの時間は努力目標

          最近は仕事に追われたりして、余裕がないと感じる 子供には笑顔が少ないとか 妻にはもっと楽に生きた方が良いとか言われる始末 正直、身体も悲鳴をあげていてニキビができたり お尻に不審物ができたり・・ そんな時に本屋である本が目にとまった 「最後はなぜかうまくいくイタリア人」 実は昔からイタリアが好きなのである 昔働いていた雑貨屋で海外出張でどこに行きたい? と聞かれ、初めて行った海外出張もイタリアだった 初めて行ったイタリアは空気が緩く、居心地がよかった しかし、食事はどこも美

          アポの時間は努力目標

          ビールを作りたい③

          友人に教えてもらったクラフトビール講習会 大阪は摂津市にある「大阪サニタリー」さんが開催している講習会 講習会の目的には 「クラフトビール製造に携わる初心者(未経験者を含む)を対象とし、ビール製造の基本的な知識 及び 製造技術の習得を図ること」とある まさにこれからビール製造を目指そうと思う自分にぴったりだ 講習時間はなんと月曜日から金曜日まで 最初の4日間は10時〜17時まで、最終日は10時から正午までである しかもこの講習会、テキスト代も含めて全て無料なのだ 講習を受けて

          ビールを作りたい③

          星に語りて

          障害のある方たちが安心して地域生活を送れることを目指し活動している団体「きょうされん」の結成40周年を記念して作られた映画「星に語りて」 東日本大震災に被災した障害のある人と、支える支援者を描いた物語 以前にも観たことがあるのだが、元旦の能登地震を経てから観ると、受け取るものがさらにリアルに感じた 避難所生活 福祉避難所 地域とのつながり 自分たちと置き換えると不安しかない 特に、我が街一宮市は福祉避難所に設定されている場所がないという 能登地震では、福祉避難所に指定さ

          星に語りて

          不幸の反対は不満

          昨年の年末のこと 忘年会を終えて、電車に乗ろうと歩いていると お寺の外によくある掲示板にこのようなことが書かれていた 「不幸の反対は不満」 よく、お寺にある掲示板には格言が書かれていることが多い ためになる言葉も多く、僕は好きだ しかし、この言葉 ん?不幸の反対は幸福ではないのか? 帰りの電車に乗っている間、ずっと考えていた なるほど、これは単純に反対語の意味ではなく真理なのだ 不幸の反対は通常、幸福だ だが、幸福な状態が続くと人は不満が出てくる 満たされていないことへの

          不幸の反対は不満