DXツール講座の講師経験を通じて学んだことと、整理の視点
はじめに
最近DXツール(kintone)の講座で、初めて外部の方を招いた講師を務めました。これまでは社内での研修講師としての経験はありましたが、外部参加者とのセッションは初めてで、新鮮な気づきと学びがありました。この経験を通して、「整理」の重要性を改めて感じる場面も多くありましたので、今回はその視点を交えてご紹介します。
講師を通じて得た「逆算思考」と「論理的思考」
講師として講座を進めていく上で、最初に考えたのは「全体のストーリーをどう回していくか」という点です。これはまさに整理と同じで、最終的に受講者にどう理解してもらいたいのかを逆算し、そのゴールに向かって必要な要素を順序立てていく「逆算思考」が重要でした。
また、「どういう風に組み立て話せばより伝わるか」といった論理的思考も求められました。整理も同様に、物事を順序立て、最も効果的に伝わる形で配置していくことが鍵です。無駄を省き、必要な情報をわかりやすくまとめる力が、講師でも整理でも共通して求められることを実感しました。
参加者の理解度と進捗を確認する「ホスピタリティ力」
講座の中で、参加者がどこまで理解しているか、どの段階でサポートが必要かを確認し続けるホスピタリティ力も重要でした。これも整理の一環と考えています。特に「スマート整理」においては、ただ物や情報を整頓するだけでなく、誰がその空間や情報にアクセスしやすいか、どのような状態が心地よいかを考慮することが求められます。参加者が心地よく、負担なく進められるような講師のサポートは、整理においての心配りとも重なりました。
「自己客観視力」と「伝え方の工夫」
講師としての経験を通じて感じたのは、相手がどのように感じるかを想像し、自分がどう見えているのかを客観視する力の重要性でした。自分が伝えたいことが、どのように受け取られているかを意識することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。特に、言葉や話すスピードを意識的に「0.8倍速」くらいで話すことで、参加者が理解しやすく、心地よいリズムで進行することができると感じました。
このように、自分を整理し、相手がどのように感じるかを客観的に考えることも「整理」に似た側面があります。参加者に合わせて内容を調整する過程で、自己の整理力も養われる体験になりました。
スマート整理の普及に向けての貴重な体験
今回の講師経験は、「スマート整理」を広めていく上での良い体験にもつながりました。スマート整理には、物理的な整理だけでなく、デジタルや思考の整理も含まれており、そのプロセスをわかりやすく伝える力が必要です。講師経験を通じて得た「逆算思考」「ホスピタリティ力」「自己客観視力」は、今後の活動にも生きる大切なスキルだと感じています。
おわりに
今回の講師経験を通じて、整理の持つ多面的な価値を再認識しました。単に整理とは物を整えるだけではなく、情報をわかりやすく伝えたり、相手に配慮した構成を組み立てたりすることも含まれます。今後もこの経験を活かし、スマート整理を普及させていきたいと思います。
Hiro
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