ゆるブラックと反対側にある「仕事に熱中する」ことについて
前回「ゆるブラック」に関して、以下のようなことを書いてみた。
でも、仕事に熱中するってどんな時なのでしょうか?
(ちなみに冒頭の絵は、DALL-Eさんがイメージする「前回のダラダラ働く人と対象的な、夢中になって働く人」です)
以前読んだ本が、このあたりとても参考になるので、そちらに触れつつ書いてみたいと思います。
組織にいながら自由に働く!
参考になる本とは、仲山進也さんの『組織にいながら、自由に働く。』です。
(組織ではたらきながら、ジブン株式会社経営に取り組んでいる木下ファミリーの皆さんには魅力的なタイトルではないでしょうか?)
著者の仲山さんは、上場企業(楽天)の社員でありながら、兼業・勤怠自由、自分の会社も経営と、まさに「組織にいながら自由に働く」を実現しています。
こちらの本では「働き方は加減乗除の4つのステージで進化する」という考えを提唱しており、「自由な働き方の理想形が「除」のステージ」としています。
この全貌について触れると、話が長くなるため、ご関心のある方はぜひ(Amazonではなく、仲山さんの所属企業グループの楽天ブックスでw)お買い求めのうえお読み頂ければと思います。
追記:仲山さんご自身のnoteに「はじめに」の部分と目次が掲載されてましたので、ご関心ある方はこちらをどうぞ。
夢中=挑戦と能力がバランスする時
で、「仕事に熱中するということ」に話を戻します。
4つのうち、「加」ステージにある人が働き方にモヤモヤする理由として、大きく2種類に分けられ①不安、もしくは②退屈か、ということのようです。
本書では、この2つは「挑戦」と「能力」がアンバランスな時に生じ、逆にバランスしている時は「夢中」になっているとしています。
下の図も分かりやすいので引用します。
このうち、退屈ゾーンにある人は、能力の割に挑戦のレベルが低い状態なのだそうです。
このゾーンの仕事をしているのが「ゆるブラック」と言われちゃう状態なのだと思います。
個人的には経験値も浅い頃、どういう訳か10歳くらい年上の先輩が担当していた案件を引き継ぎ、ヒイヒイ言いながら仕上げていったことを思い出します。
能力よりも挑戦のレベルが高い③にいたような気が(いや、あるいはそこを突き抜け①ゾーンにいた気もw)しており、少なくとも「ゆるブラック」感は無かったなあ、と感じます。
自分が好きな(苦にならない)作業とは?
本書では「仕事を楽しくするためには、好みでない作業を減らし、好みの作業を増やすことがキモ」とも述べられています。
私は法人営業の仕事をしていますが、一般的な営業のイメージというと、「オラオラとモノを売りつけてくる」みたいな感じでしょうか?
ところが私は元来モジモジ系。
自分から話題を振るのは得意で無かった一方で、高校大学バイト先と、おしゃべりな人達の話を聞くのは苦にならないタイプでした。
この「人の話を聞く」という作業(プロセス)が苦でないところが営業に役立ちまして、お客さんの話を聞くなかで、相手の困っていることを見つけ、自社ができる対応策を提案する、みたいな形で商談をまとめたりしてきました。
それと「知らなかったことを学べると楽しくなる」性分なので、お客さんとの会話で意味が分からなかった用語等を、その場で聞いたり、後で調べたりして意味が理解できると、めちゃくちゃ楽しい。
(ウィキペディアで調べ物をしていると、気づいたらリンクをたどって全然関係ない項目を見てしまってる、なんて事がありますw)
そうやって仕入れた業界の知識などを別のところで話をして「詳しいですねー」という具合に相手と打ち解けられれば、また楽しい。
こんな具合に、ヒイヒイ言いながらも、知らず知らずのうちに楽しい(あるいは苦にならない)ポイントを見つけてこれたのだなあ、と思います。
ジブンの「得意」で接する面を変えていく
そんなこんなで早20年近く社会人生活を送って来たわけですが、いわゆる定年まで(きっと我々の頃は70歳とかになるでしょうから)まだ30年。
実際のところどれだけ働き続けるかはわかりませんが、こちらの放送で木下さんは「まちづくりを軸に接する面を変えてきた」という話を聴き、自分も「得意なこと、好きなこと、苦にならないこと」を軸に「接する面を変える」トライをしてみようかと思ってます!
考えてみると、Voicyにコメントするとか、noteで記事を書くっていうのは、まさに「ジブンの活動」を、リアルに周りにいる人以外に届けるという点で「接する面を変えること」だなあ、と感じました。
最後に、Amazon派の方のために、仲山さんの本のAmazonリンクも置いて終わりにしたいと思います(←オイ)。
(Amazonアソシエイトにも細々とトライしておりますので、Amazon派?の方はよろしければ。。。)
それではまた。