シェア
ヒロ
2019年9月5日 22:09
カーテン越しの窓に頭をあずけてると思ったよりトラックが走る音の多さに気づいた静かな夜に感傷に浸る私を甘えるなって叱ってるみたいわかってるんだ私の小さな悩みなんて夜明けまで向き合う意味ないこと答えは決まってるでも踏み出せない弱さを私が認める時間夏ももう終わり夜明けの時間は始発を告げる踏切と同時になっていた昨日の夕暮れひとり鳴
2019年9月10日 05:32
線路の向こう広がる青空と昇っていくような入道雲焼きついて離れないあのなんてことない夏の日思わず切り取った忘れたくなかった手の中のあの日は確かに見た景色だけど全てを委ねてはいけない気がした心動くもの全てを抱えて歩いていけたら孤独も恐くないでも砂時計のようにいつの間にかすり抜けていく記憶は少しずつ思い出になって確実とは遠くなる
2019年9月15日 23:08
無意識にラブソングを聞きあさっていた軽快なメロディー恋のはじまりを誘う音楽プレーヤーのシャッフル機能聞きたい歌がくるまでとばしちゃってこれじゃ意味ないねと笑った顔が暗くなった画面に映って気まずくなったまだ恋じゃないの少しあの人のことが気になるだけ困ったように笑ってた理由とか短くて柔らかそうな髪の質感とかねラブソングを聞いてるのは知りたいから私はあ
2019年9月20日 19:31
ずっと部屋にこもってた休日気づけば窓の外は暗く罪悪感を紛らわそうと目的もなく扉を開けた向かいのマンションの外廊下電気が全部消えていて見慣れない暗さに少し足元が浮くような感覚伸ばした手はしっかり手すりを掴んで見下ろした先には冷たいアスファルト怖いのに目を離せない自分が怖くて振り切るように見上げた空にはいつもより月が明るくただそこにあった太陽が沈む少
2019年9月25日 18:23
ファッション雑誌を開くと続く秋服のページ気が早いなと一人笑ったけど日が短くなった空を思い出す吹く風は確かに季節をひとつ連れ去ろうとしてるかわいくなりたいそう思ってからいくつ季節が巡っただろう僕の笑顔は不細工なまま誰かの前で思いきり笑うことまだ頑なに抵抗してる秋ってあっという間に過ぎ去るのにどうして惹かれる服やコスメが多いんだろう全部試すに
2019年9月30日 18:14
夕暮れの線路脇色とりどりのオシロイバナが風に揺れている思わず立ち止まった帰りを急ぐ人々の足音は止まることなくただ静かにオシロイバナは咲いているいつからそこに咲いていたの見ているようで見てない世界昨日も今日もきっと明日も誰にも気付かれなくたって静かにそこに咲いている昨日の素っ気なく短い日記の続きに書いた今日の日記は少し浮ついている似