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経験者の教え

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

良い習慣を身につけよう!

今回のテーマは、

「専門家に聞いてみる」

です。

前回のからの続きのお話なので、気になる方はこちらから。

前回のあらすじ。

「ハーフマラソン大会に出るための靴がほしい」

という相談をランニング仲間にしたところ。「梅田のSTEP」という靴屋にシューフィッターという、自分に合った靴を提供してくれる人がいるという情報を得た。ひろはそのために梅田のSTEPを目指したのであった。

「ここか」

ようやくSTEPに到着。自動扉が開き、

「いらっしゃいませ」

という声が店内に響く。店の第一印象は広い。入り口で目についたのは、入ってすぐにある2階への階段と地下への階段。その先には、大量の靴が陳列されている。

「何をお探しですか?」
「この靴を探していまして」

スマホで検索し、目的の靴を女性の店員さんに見せる。

「かしこまりました。2階に上がっていただいて、サイズと在庫があるか確認しますね!」

店員さんに招かれながら2階に上がる。2階にはたくさんの靴が壁際に陳列され、中央の部分には四角いサイコロのような形をした椅子がいくつか並んでいた。

「こちらに座っていただいてよろしいですか。サイズを測りますので」

言われた通りサイコロ椅子に腰を下ろし、周りを見渡す。靴がいっぱい。目につくだけでも数十足以上ある。

この中で自分に合った靴を探し出す。それがどれだけ大変なことなのか。

仲間に相談してきて本当に良かった。

「それでは、足を片方ずつ測りますね。まず右足を出してもらっていいですか」

右足を前に出す。あれ? でも。

「足のサイズって、右と左で違うんですか?」
「はい。違う方もおられます」

へぇ~。知らなかった。店員さんは丁寧に僕の足を計測していく。

「あっ! お客様。右足と左足で1cm以上違いますよ!」

ええ?!

「それってやばいんですか」

人間ドックで何か見つかったときに、何かが見つかった時ぐらい不安になる。

「ここまで違う方は珍しいですね」

レントゲン写真に向かい合う医師のように、店員さんは言葉を続ける。

「どちらかにずっと重いもの。例えばカバンとかをかけていらっしゃった方など。一方に負荷をかけ過ぎると、足の大きさが変わる方もおられます」

ああ、なるほど。

「多分カバンですね。いつも右肩にかけたりしていました。レース等で何か支障が出るんでしょうか」
「いえ。基本的に長距離を走られる方でしたら、時間によって足がむくむんです。フルマラソンなら、走る前と走った後で1cm以上。靴のサイズが変わる方もおられるくらいで」

靴のサイズが小さいとむくんだ時に足が圧迫され、その痛みによって走れなくなることもあるらしい。

次から次へと勉強になる知識が飛び出す。

さすがシューフィッター

「大きい足のサイズに靴を合わせる形になります。なので、26cmですね。どのレースに参加されるんですか?」
「ハーフマラソンです」
「足のむくみも考えて、サイズ1cm大きめでいきますね。ハーフは私も出たりしてますよ。いつ頃ですか?」

「8月です」

店員さんの動きが止まる。

「8月?!!」

レントゲン写真に向かい合う店員、再び。

「この暑い時に走るんですか! どこの大会ですか!」

おかしいですよ! ぐらいの反応。

それは僕もうすうす気づいてたけど

「アマチュアの大会です」
「暑い時は脱水症状とか出やすいんで、くれぐれも身体に気をつけてくださいね」

サイズの計測も終わり。

「在庫確認してきますね!」

足のサイズ。ハーフマラソンという事を考慮して、店員さんが靴を持ってきてくれた。

「27cm。このシリーズの在庫1つしかなかったんで。運命ですね」

数百足ある店内で、自分が希望した靴が1足だけ存在していた奇跡

早速履かせてもらう。

「だいたいタイムはどれくらいですか」

タイム・・・。

「いつも20分走るんですけど。タイムは・・・測ってないですね」
「そうなんですね。測ってみるといいですよ。自分の実力が分かりますし、更新するとやる気も上がります」
「わかりました」

試着も終わり、ひろは満足しながら店内を後にしたのでした。。

追伸
 僕自身、走る勉強をしていなかったわけではありません。

書籍は3冊ぐらい読んで、走るフォームも考えながらやっていたつもりでした。

でも、

専門家の意見はレベルが違いましたね

特にレースに出ている。実戦経験があるとか、靴の知識がすごいとか。尊敬できる点がたくさんありました。

何かを始める時、その分野に特化した仲間がいると本当に強いと思います。

仲間の1人。お店まで紹介していただいたドラさんには感謝しかありません。

写真は仲間の助言で導かれて手に入れた宝物です。

皆さんも、何かを始めるときには専門家の意見を参考にしてみてはいかがでしょうか。




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