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「結」ー PROROGUE ー Uzumakism

神戸の靴の街「長田」にあるDINING BAR「MUSUBINA KITCHEN」へ2021年のクリスマスに提供した作品「結」の制作過程を少しずつ投稿しようと思う。
“むしょく”として初めての“納品”となった作品だ。

トップ画は“無色”だが納品時は着色済みだ。色が付いて行く過程を是非見て欲しい。ただし、「未完成」でのお渡しとなっている。詳細は後々述べる事としよう。

まずは、作品制作に至った経緯から話さなくてはならない。絵画を観る時、描いた者の人生のストーリーと、それに関わった人々のお話は決して欠く事は出来ないと私は考えている。それを作者自ら語ってしまう辺りが“むしょく”と言う存在が滑稽である所以である。

さて、話を戻そう。
絵の価値は絵の上手い下手では決められない。絵を描いた作者がどんな人生の物語を紡いだかを無視するのであれば、絵なんて物は写真を画像処理して「AI」に描かせればいいのだ。

AIが描いたゴッホのコピーや、ゴッホ風に仕上げた絵は決してゴッホ本人の絵と同じ価値はない。しかし、優劣を付けて数値化して「コピー」と「オリジナル」のどちらが素晴らしいかを評価する事は難しい。
技術的視点やプログラムを開発した者の人生の物語も加味するとAIゴッホの絵も「興味深い作品」であるのは事実だ。

勿論、ゴッホがこの世に存在しなければ「AIが描いたゴッホ風の絵」も成立しない事を我々は忘れてはならない。作品の後ろにいる“人”を見た途端、それの価値や意味が変わってくる。観測者によって結果は変わる量子力学の様にだ。

話を戻すつもりが脱線してしまう辺りが“むしょく”と言う存在が滑稽である所以である。気に入った表現を何度も使い回そうとする辺りが“むし … これ位にしておこう。そうでないといつまで経っても目的地に到着しない。

さぁ、次回からいよいよ楽しい航海へ向かう。
お客様、乗船券、手荷物お忘れ物御座いませんか?それでは参りましょう。

「結」の制作工程  ▶︎▶︎▶︎  Work ❶
「結」の物語    ▶︎▶︎▶︎  Phase 1

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「MUSUBINA  KITCHEN」
〒653-0811 兵庫県神戸市長田区大塚町4丁目1−11
https://www.instagram.com/musubina_kitchen/


hidenori.yamauchi
https://www.instagram.com/hidenori.yamauchi/
私の伯父「山内秀德」の遺作を投稿しています。是非ご覧ください。

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