マジックブレットがやってきた
マジックブレットを買った。
小ぶりのミキサーで、ミルミキサーやブレンダーとして使えるもの。
これ、ずっと気になっていて。というのも、稲田俊輔さんがずっとこれの使い勝手の良さについてコメントしていたり、それを受けてか他のカレー界隈の方々も絶賛していたりで。スパイスをホールからパウダーにするのにとても良い、と。
スパイスは、やはりホールから挽きたてたものは香りが全然違うのは分かっていた。クミンとかのスパイスを使わない人でも、黒コショウは挽きたてだと香りが違うのは分かると思う。あれと同じこと。香りが重要なスパイスをもっと楽しむなら、やっぱりミルミキサーはあった方が便利。
実はずいぶん前はミキサーを持っていた。いわゆる大型のミキサーで、付属品としてミルミキサーも付いていたのだけれど、いかんせんかなりの大きさだったため毎回出してしまって、とやるのが面倒すぎた。ついでに、スパイス用のミルミキサーはなんだか全然パウダーになってくれず、使い勝手が悪かった。結果的にあまり使わないし場所も取るしで手放した。
今回もその怖さがあって、ずっと手を出せずに1年以上過ぎていた。使い勝手良さそうだなー、という一方で、いうてもスパイス挽くことなんて1ヶ月に1回あるか? と思ったし、他の用途、例えばドレッシングやタレ類を作るにしても、これも1ヶ月に1回あるかどうか。どちらも出来合いのものを買ってくれば事足りる。満足度は少し低くなるだろうけど。
そんな風にずっと考えていたのだけれど、やっぱり一度買って使ってみよう、と。もしそれであまり使わないようであれば手放しても良いや、くらいの勢いで。最終的には、「なんかこれがあると料理が楽しくなりそう!」という感覚を信じて購入してみた。
長い前置きだったけど、ようやく手元にやってきたマジックブレット。
配置場所はコンロ脇の一番端。壁のコンセントにはこの位置でギリギリ届いた。ちょうどいいからここを定位置としよう。
とりあえず軽く洗浄して、乾くのを待つのももどかしいので、まずは濡れていても作れるドレッシングから始めてみる。ちょうど手元にあるのは無くなりそうだったので。
レシピは、これも稲田俊輔さんの以前のつぶやきから。
レシピ通り……と思ったけれど、最後にオイルを入れている途中でその量にビビって半分にとどめてしまった。それでもかなり多いように思うのだけれど。
この状態から、マジックブレットでガーッと。
出来あがったのがこちら。マスタードの瓶に入れたら、なんだか色合いもマスタードっぽい。
とりあえず人参スライスにつけて食べてみる。
あ、これ美味しい。
いやなんていうか、ちょっとびっくりするくらい美味しい。
フレッシュな酸味が効いていて、しっかり乳化しているからまとまり感もある。今回使ったのは新玉ねぎなのだけれど、そのおかげか甘味も十分。
割と手軽に、美味しいドレッシングができてしまった。
ちょっと誤算だったのは、思ったよりもかなり多い量ができてしまったこと。これは全体的に半量で良いかもしれない。
とりあえずこれだけでもかなりの満足感。使い終わったあとの洗浄もかなり楽だったし、これは結構いろいろな場面で使える予感。
とりあえず、自炊の楽しみがひとつ増えたのは間違いない。
今後、もっともっと活躍してもらおう。