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自己紹介

初めまして。弥生遺跡大好きのヒロです。

びわ湖にそそぐ最大の川、野洲川が河口に形成した野洲川デルタ(三角州)に栄えた、魅力たっぷり・謎もいっぱいの弥生遺跡についてお伝えしたいと思っています。
デルタに栄えたと言えば、ナイル川デルタのエジプト文明が有名ですが、野洲川デルタにも多くの弥生遺跡が栄えました。
デルタの大きさは、1辺が約15Kmの三角形ですが、その中に2つの国史跡指定された弥生遺跡があります。
国が「歴史を考える上で特に重要」と認定したのが国史跡ですが、いずれも守山市にあり、一つの市に2つの弥生時代遺跡の国史跡があるのはまれだそうです。それが下之郷遺跡と伊勢遺跡です。

野洲川デルタの位置と弥生遺跡

 (右図の範囲がほぼ野洲川デルタ)

 野洲川デルタの弥生遺跡      赤印:国史跡  橙印:国史跡クラス

この他に野洲川デルタには「国史跡になりそこなった弥生遺跡」が3つあります。
「なりそこなった」のは実力不足ではなく、都市開発等で遺構が消えてしまったため国史跡に指定できないからです。服部遺跡、下長遺跡、大岩山銅鐸出土地です。いずれも遺構が残っておれば国史跡に指定されるような素晴らしい遺跡でした。
 
これらの遺跡の内容は、NPO法人守山弥生遺跡研究会のホームページで詳しく紹介しています。このホームページは考古学者の監修を受け、学術的にも役に立つように、発掘成果に基づいて作っています。
具体的には、30数年にわたる発掘調査報告書を読み解き、発掘担当者から情報を聞き出し、情報を整理・再構築して、イラストや写真を多用し、分かりやすいホームページを心がけています。

発信の考え方

このnoteでは、事実を述べるだけではなく、状況証拠や時代環境から「こんなことも推測できる」という、ちょっと尖がった見方、「個人見解」もお伝え出来たらいいなと考えています。
 
せっかくの機会なので趣味の陶芸や切り絵のことも書いてみたいと思います。

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