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ニンジャの話 その6 古民家を改修せよ!


両親が250万円で購入した古民家。おそらく建てられた時は素晴らしいお家だったのでしょう。どうやら家業として木材を売っていたらしくとても素晴らしい木を使って建てられています。大黒柱は黒く光るヒノキを使っています。梁も大人が手を回しても届かないくらい太い木材です。しかし長年放置されていたため、屋根、床はひどい状態です。

また水回りは壊滅。水道はなく、井戸。しかも古い井戸は枯れてます。近くの沢から水を引かなければならないので飲み水もありません。もちろん電気もなし。ガスはプロパンですが、ガス管がなし。いわゆるインフラは何もない状況です。いきなり江戸時代です。マジで。

台所には古い竈門。まさに時代劇で見るようなレトロなやつが並んでいます。お風呂は当然ながら五右衛門風呂。しかもとても小さいやつです。竈門と五右衛門風呂は今思えば残しておけばよかったと思うのですが現在は取り払ってしまっています。もう作ることもできないそうなのでちょっともったいなかったです。とはいえ、まず住める状況にするのが先決。我々補修部隊はまず少なくとも休憩できる場所を確保するべく土間の横の3畳の間の補修からスタートしました。そうでなければ休むことも横になることもできなかったからです。自宅からの距離は片道1時間。当時は土曜日も半日仕事や学校がありましたから基本的には日曜日だけの作業。連休や夏休みなどの長期休暇を使わなければ一生かかってもDYIできません。私たちの第一ミッションはまず休むことができる部屋を一部屋作るというところから始まりました。

明日に続く

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