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【精神のボール】 自分と向き合う善性のボール。傷つくと透明度がなくなってしまいます。

5つのボールシリーズの最後は精神のボールの話です。最初から読みたい方はこちらからどうぞ!

精神と訳していますが、正確にはブライアンさんはこれを”Spirits"と言っています。Spiritsを辞書で調べると

Sprits
〔生命体の〕生命力、精気
〔生きようとする〕生気、気力
〔人の〕性分、気性
〔人の〕心持ち、考え方
〔人の〕熱情、気迫

英辞郎on the Webより

と訳されるようです。精神のボールはこれらを全て含んでいると考えていいと思います。また英語圏に長くいた私の感覚的には「道徳」とか「マナー」とか「向上心」の意味もあるように思います。Spiritsとは私たちが「善くあろう」と言うポジティブな気持ちを表しています。

先日の友人のボールの話とも深く通じるところがあります。私たちは私たちと似た人、考えの近い人を友人とする傾向があり、その人たちを幸せにすることで自分も幸せになります。会社が善い会社であるためには私たちの会社を「善い人」で満たしたいです。採用が何よりも大事と言われる所以はまさにここにあります。私がTRIPで採用する際に最も重要と考えるのはまさに”Spirits"です。 生命力であり、精気であり、気力であり、性分であり、心持ちであり、考え方であり、熱情であり、気迫であり、道徳であり、マナーであり、向上心でもあります。そしてそれは善性と言い換えることも言えます。スキルは後から習得できます。ポテンシャルは親や神から与えられたものです。しかし善性は自分で培ったその人そのものであると考えています。

とはいう私自身必ずしも善性が高いわけではありません。高ければそもそも離婚したり娘と音信不通になっていたりしません。しかしそのような状況であっても善性を高めようとする”Spirits"は忘れないよう自分を鼓舞しています。

人事を考える際、採用、評価、人事、全ての人に関する組織の決断において私はこの”Spirits"に重きをおいています。人間関係の軸となるものがこの”Spirits"であると言えるでしょう。私たちの組織が、ビジネスパートナーが、お客様が、全てが"Spirits"を大事にしているとき、私たちのビジネス、社会はお互いを幸せにするコミュニティとなるでしょう。理想の話かもしれませんが、そもそもビジネスとは理想を現実にするための装置です。

精神のボールは薄いガラスでできていません。あなたと共に育ち、どっしりと中身の詰まった水晶玉のようなのボールになります。しかし落とせば表面に傷がつきます。傷がつき過ぎると表面は曇り透明度は失われ濁った水晶玉になります。ちょっとやそっとの衝撃で割れることのないそして透明に透き通った美しいボールに育ることができるかは自分にかかっています。自分の善さ信じることができるか。自己肯定力が試されるボールだと思います。

精神のボールが割れそうなとき、濁りそうな時、例えばあなたの善性が試されるような状況に陥った時、ぜひ友達、家族に相談してください。仕事の仲間でもいいかもしれません。もちろん相談したくなった時、私はここにいます。

わんわん、またね!


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