【仕事のボール】 仕事で失敗しても大丈夫! むしろ推奨します
私が学生だった時とても心に残る卒業生に送るスピーチを読みました。このスピーチは私の人生の指針として深く心に刻まれています。ぜひ皆さんにシェアさせてください。
それは1991年9月6日にジョージア工科大学の172回目の卒業式でコカコーラのCEOをされていたブライアン・ダイソンさんが卒業生に送った短いスピーチです。大学のWhistleという校内新聞に全文が掲載されています。(当時の記事はこちらから読めます3ページ目です)
これから社会に出る若者に対して「仕事のボールはゴムでできているから落としても大丈夫!」って言うのは随分な船出のスピーチだなって思った記憶があります。だって卒業生のほとんどはこれから仕事をバリバリ頑張って、ガンガン稼いで、名を上げることを目指しているのですから。誰も1度たりとも仕事のボールを落とそうなどと思っていないのですから。むしろ仕事のボールが人生で一番大事なボールであって一番落としてはいけないボールだと思っていて、そのほかのボールよりも落とさないように注意深く扱うべきと思っているのですから。
ところが私自身が卒業して長く仕事をするにつけこの言葉が私にとっては正しいと言うことを認識するイベントが何度も起きました。自分で起業して失敗して1文無しになった時も、仕事で判断を間違えて大きな損を与えてしまった時も、信用している人にお金を渡して持ち逃げされた時も。仕事に関することは全て元に戻ってきました。私の仕事のボールは本当にゴムでできていました。
仕事って、前を向いて取り組んでいる間は心配しなくても大丈夫なんです。仕事のボールは何度落としても拾って上に投げるという行為を続けている限りはゲームは続きます。私はこの真理を知ってから仕事の失敗を恐れることは無くなりました。落とすことを恐れるよりも、ボールを拾って上に投げ続けることが重要であると学びました。仕事のボールは失敗を恐れて手に握って放り投げないといつまでもゲームは始まりません。むしろ落とすことによってジャグリングは上達します。誰もボールは落としたくはありません。でも落としていいんです。何度も繰り返すことによりより遠く、より高く、より長く空中にボールを投げ上げることができるようになります。そしてボールはどれだけ外れて投げてもそのうち自分の手の中に戻ってきます。全く傷つかずに。あたかもまだ投げられてすらいないように。
信じてください。これは間違いなく真理です。これを読んでいる皆さんもぜひ試してみてください。私と同じ経験をすることと思います。TRIP Japanでは皆さんが仕事のボールを自分で受けきれないくらい思い切って高く、遠く、長く空中に放り投げ上げることを推奨します。そして高く投げ上げた仕事のボールを落としてしまうことも推奨します。落ちた仕事ボールを拾いにいく時間は私が保障します。あなたの手に戻ることも保障します。人によっては変なバウンドをしてボールがどこかに行ってしまって探すのに時間がかかるかもしれません。でも大丈夫。心配は不要です。ボールを思い切り高く投げ続ける人こそわたしたちが一緒に働きたい人材です。落とすことを恐れてボールを握りしめてしまうことこそがTRIPという職場でのそしてあなたの人生でのリスクです。
仕事のボールは投げないとゲームの上達しないと言うこと、そして仕事ボールはゴムでできていて壊れず必ず手元に戻ってくることを常に思い出してください。少なくともTrip.com Japanでは!
わんわん!またね!
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