グローバリズムに反対なら参政党一択
衆議院選挙の党開票日が近づいている。今回の衆院選は我が国の将来を方向づける極めて重要な選挙だ。ディープステートに操られている自民党には一刻も早く下野してもらいたいが、かといって日本維新の会は第2自民党と言ってもいいくらいの立ち位置だし、「悪夢の民主党政権」の流れを汲む野党第1党の立憲民主党にも全く期待することはできない。その他の政党もことごとく「ロシア=悪、ウクライナ=正義」という単純な図式でしか国際情勢を判断できないグローバリズム政党ばかりだ。戦争を画策したネオコン勢力の存在や歴史的背景を正しく認識している国政政党は参政党しかない。mRNAワクチンという名の遺伝子製剤の接種の危険性を訴え続けているのも参政党のみ。だからこそ参政党は「情報弱者の集まり」だとか「一種のカルト集団」などのレッテルを貼られグローバリズム勢力から激しいバッシングを受け続けている。
保守言論人の大半は日本保守党に期待しているようだが、そもそもこの政党はすでに参政党という国政政党が存在するにもかかわらず「LGBT理解増進法案に反対する政党はひとつも存在しない」ことを理由に結成された政党だ。ウクライナ戦争に対するスタンスも「反ロシア、親ウクライナ」で終始一貫している。日保党は参政党を潰すために結成された政党ではないかと疑ってしまう。それにもかかわらず保守メディアや著名な保守言論人が日保党をやたらと持ち上げるのはどういうことなのだろう。
ジャーナリストの山口敬之氏は参政党に好意的だし、彼の政治的スタンスは明らかに反グローバリズムなのだが、なぜか反ロシアのグローバリスト高市早苗氏をやたらと持ち上げたり、ウクライナ支持一辺倒の日保党への支持を訴えたりすることに違和感を覚える。情報戦略アナリストの山岡鉄秀氏も「福井1区で日本保守党が候補者を立てていない以上、稲田朋美候補を落選させるために参政党の田中こはる候補に投票するしかない」という趣旨のことを繰り返すが、なぜ日保党に阿るような物言いをするのだろう。百田有本両氏がいくら保守を標榜しようとも「ロシア=悪、ウクライナ=正義」という近視眼的な図式に囚われ続ける限り「日本保守党はグローバリズム政党」と言わざるを得ない。日保党が掲げる政策は自民党や維新の政策とはニュアンスに多少の差はあっても、さほど変わり映えはせず、どれも同じ穴の狢ではないか。そんな日保党に対して支持を表明する保守言論人のあまりの多さに絶望的な気持ちになる。
とは言ってもここで諦めては元も子もない。参政党のテーマソング『希望のヒカリ』ではないが、どんなに未来が不安でも希望の光は必ずある。私たちは「最後に正義は勝つ」ことを信じて前に向かっていくしかないのだ。