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日本保守党に対する飯山陽氏の戦いに賛辞を送りたい
2020年米大統領選でのバイデン陣営による組織的かつ大規模な選挙不正によって大統領の座を盗まれたトランプ氏が、4年後の2024年11月6日にディープステート勢力による様々な選挙妨害をことごとく跳ね返して奇跡的な再選を果たした。今年1月20日に大統領に就任してからまだ1カ月しか経っていないが、トランプ大統領は矢継ぎ早にディープステート勢力の徹底的な排除とウクライナ戦争終結に向けてロシア側と和平交渉を推し進めている。
一方、我が国ではバイデン前政権の忠実なるパペットだった岸田前首相を引き継いだ石破政権も「反ロシア・親ウクライナ」のグローバリズム政権だ。「キシバ政権」と揶揄される所以だ。石破政権は米国でトランプ大統領がディープステート勢力をワシントンDCから一掃しようとしている「トランプ革命」とも言うべき大改革の動きを全く認識できておらず、欧米のグローバリズム勢力とともに日本を奈落の底に突き落とそうとしている。かといって立憲民主党を中心とする野党勢力にしても(参政党を除けば)すべてグローバリズム政党だ。
いま巷を賑わしている日本保守党は、反グローバリズムを掲げる参政党という国政政党がすでに存在するにもかかわらず「LGBT理解増進法に反対する国政政党は一つもない」との理由で百田尚樹氏と有本香氏が、リベラル政党である減税日本代表であり名古屋市長(当時)の河村たかし氏を共同代表に迎えて2023年10月17日に設立した政党である。
実は減税日本が日本保守党に合流する前に、武田邦彦氏が仲介して河村氏を参政党の代表もしくは共同代表にしようと企てたが、武田氏の(参政党乗っ取りの)意図を警戒した神谷事務局長は武田氏の強引な要請を受け入れなかった。「クーデター」に失敗した武田氏はその後、神谷氏や参政党執行部に対して「“無いこと”無いこと」を並べ立て参政党を糾弾するネガティブキャンペーンを始めたのだ。
百田有本両氏はウクライナ戦争が勃発した当初から「反ロシア・親ウクライナ」の立場を鮮明にしており「日本保守党」という政党を立ち上げることを公表した時点で私は「“百田新党”は参政党の活躍を妨害するために設立されたグローバリズム政党」であると判断した。それでも飯山陽氏に対しては比較的好感を抱いていたのだが、東京15区補選に、あろうことか“百田新党”から出馬することを知り、この時点で飯山氏も彼らと「同じ穴の狢」だと決めつけてしまった。それ以来、彼女の言動をいっさいチェックすることもなかった。
東京15区補選後も飯山氏が「ニュース朝8時」に出演し続けていると知り、Xのフォローを外した。その後、いくつかのYouTube番組で飯山氏が日本保守党を激しく糾弾していることを知り、実際に彼女のYouTube番組を観てみた。飯山氏は、有本氏の誘いに応じて東京15区補選に出馬したことを後悔し、日本保守党の潜在的な危険性を必死に訴えていた。その事実を知ったときは、まさに「青天の霹靂」だった。
すぐにXでフォローをし直したものの、速攻でブロックされてしまった。「一度も絡んだこともなく、メンションさえ送ったこともないのに…」とショックを受けたが、以前、「百田・有本両氏と同じ穴の狢」と揶揄したことが原因かもしれない。東京15区補選に日本保守党から出馬したという事実だけで、「飯山氏は百田・有本両氏の一味」と短絡的に決めつけた自分に非があり、ブロックされても仕方がないと反省している。
とはいえ、日本にとって害悪でしかない日本保守党に対し、先頭に立って糾弾し続けている飯山氏を陰ながら応援したい。彼女が「日本保守党批判」を鮮明にし始めた昨年10月後半(?)からYouTube番組『飯山あかりちゃんねる』を観るようになり、その発言が極めて論理的で的を射ていることに気づいた。今でも「飯山氏はイスラエル支持一辺倒なのでは?」という印象を拭えないが、それも誤解に基づく偏見なのかもしれない。
とにかく、日本保守党に対する飯山氏の冷静かつ論理的な批判は、日本の未来にとって極めて有意義であり、心からの賛辞を送りたい。