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まいぶっく ~ お気に入りの 児童書や絵本を紹介します。

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お気に入りの 児童書や絵本について書いた記事を 集めています。
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2021年2月の記事一覧

【まいぶっく19】食べ物の記憶~あっちゃん あがつく

小学校にあがる前のことだった 母の料理の本をながめていた私は、ある見たことのない料理に目がとまった。 お こ の み や き 「おこのみ」って 何だろう? 「ねえ これ作って」と 母に頼む私。 返ってきた答えは 「それ、おいしくないよ」 「・・・・・・・」 こうして私と「お好み焼き」の出会いの道は、閉ざされてしまったのだった。 * * *私が「お好み焼き」と出会うのは、それから10年以上もたって、札幌に暮らし始めたときだった。 初めて、お好み焼き屋に入る。ドキ

【まいぶっく18】春を待つ~ふゆめ がっしょうだん

満開の桜の中、卒業式や入学式に向かう・・・・というシチュエーション、一度体験したかった。 中学の入学式の時は猛吹雪だった。よんだタクシーは、吹雪がひどくて我が家まで来られなかった。母と雪だるまになりながら2km歩いて、タクシーが待っているところまで行った ということが忘れられない。 私の周りで桜が咲くのは、早くて4月末。ゴールデンウィーク前後というのが通例だ。 周りに生えていなかったからか、単に興味がなかったからなのか、「桜の花」というのを意識したのは、進学して札幌に住

【まいぶっく17】「いちにんまえ」の暮らし~小さなピスケの はじめてのともだち

初めて一人暮らしをしたのは、社会人になったときだ。 「仕事をする」ということだけで精一杯で、「衣・食・住」どれをとっても、きちんとこなしていたと言えない。 いったいあの頃の私は、どんな食事をしていたのだろう・・・覚えていない。田舎で、まわりに食堂やスーパーなどない暮らし。私は何を食べていたのだろう。(ちなみに体重は減らなかった。高値安定。) 家の中はいつもちらかっていたし、住んでいた一軒家のまわりも草だらけだった。 ネズミも出たし、冬はお風呂を何度か凍らせた。 何十年