その土地の料理を食べること
「今度、新婚旅行でスペインのバレンシアに行くんです。」
たまたま、そういう話を聞いて懐かしくなり、バレンシアの良さをアツく語ってしまった。
日照率の高さ、チルアウトが好きな文化、サッカースタジアム「メスタージャ」の大きさ、1ヶ月という短期だが、住んで心底良かったと感じている。
街中にオレンジの木があり、スーパーにはオレンジを生搾りジュースにできる機械が置いてあるほど、オレンジの街だ。(街中のオレンジは食べられない)
バレンシアオレンジは、バレンシア産のオレンジではなく、実はアメリカ産。
バレンシアのオレンジは、ただの「国産オレンジ」と呼ばれている。
ちょっと何言ってるかわからない。
普段は、旅行などでは食に興味がない方だが、移住した先では「その土地の料理や食べ物」を口にしたくなる。
バレンシアでは、オレンジやバレンシア風パエリアをよく食べていた。
今住んでいる沖縄でも、沖縄そば、油みそ、サータアンダギーなどを好んで食べている。
住んでいる土地の料理や食べ物を食べていると、何だかその土地の早く馴染める気がするのだ。
バレンシアがお気に入りだった理由も、毎日のように「国産オレンジ」を飲んでいたからかもしれない。
今沖縄に馴染めている理由も、沖縄そばを朝から食べているからかもしれない。
沖縄には長くいることになりそうだから、今度は自分で作ってみよう。
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バレンシアのオレンジ。風邪を引いて咳をしていたら、英語は話せないAirbnbのホストマザーが身振り手振りで「オレンジを食べれば風邪は治るよ」と教えてくれた。そして、強めの風邪薬も渡された。