補色とかコントラストとかは見せたいところを見せるための技術のこと
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2022・1・4
絵について
補色とかコントラストとかは見せたいところを見せるための技術のこと
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「興味を持って動き出している人」のヘルプになることが今全力でできることのひとつだなって朝のミーティングをしてて本気で思ったヒロです。
その状態の人が力を発揮できるようになったら、すごいよね(みんなのことです)。
今日は久しぶりに絵についての記事で、「補色」とか「コントラスト」とかいつも言ってますが結局それをどう使うの?ってちゃんと言ってなかったなと思ったので具体例をお話しようと思います。
先日ゴキンジョコミュニティーで開催された栗田唯氏のセミナーで思ったのは具体例があることの伝わりやすさです。
同じことを言っても伝わりやすさが違うってすごく大事だと思ったので、伝わりやすいように全力を尽くします。
よろしくです。
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▼見せたいことは何なのか
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年賀状、寒中見舞いってありますよね。ゴキンジョからもヒロの家を読んでくれてる人にお送りしました。(一人一人にメッセージを書いたけど、なんかもっと長い手紙のやりとりとか、いつかしてみたいなぁって漠然と思った)。
僕は絵に「空気感」があってほしいっていつも思っていて、せっかく一年が始まるすごく貴重な瞬間なんだからその時に見た人が気持ち良くなってほしいなと思いながらこの絵にしました。息を吸った時に肺がひんやりするような、スッとするというか。
それには青空が大事だと思ったし、お正月の青空ってすごく気持ち良いなぁって思っていて。冬の影の長さとか、そういう瞬間をふと感じてくれたらなって思いました。
だから空の「青色」がすごく大事だと思ったし、そこの色がちょうど良く、気持ち良く見えたらいいなと思いながら作りました。
(あと真ん中の木は冬だけど緑が元気です。そういうのって大事だなって思って)(あとみんなとゴキンジョさんなので、家がたくさんあるこの絵をいつも使います)。
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▼補色を使って青空を感じてほしかった
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で、この絵をみんなに送る時はこういうふうにしました。
どうしてフレームをつけたかというと、窓からのぞいてる感じにしたかったから。
みんなの世界とここの世界をつなげたかった。
最低限にそういう感じが出るようにフレームをつけたんですが、フレームの色をどうやって決めるかってとこで勉強の成果が出ます。
まず雪の白さ、この世界の明るさを強調したかったので暗い色のフレームにしました(コントラスト)。
周りが暗いからより雪を白く感じるしこの世界を明るく感じます。やっぱりお正月は気持ち良くなってほしいから。心が明るくなってほしい。
そして補色ってやつです。
空の「青色」が大事だと思ったと言いました。なので青色が強調される色をフレームにしました。
以前に「色の名前は特定の1色じゃなくて、ここからここまでの色相のこと」と言ったような気がします(言ってなかったらすみません)。
だから「青が映えつつフレームが目立たない色」にしました。ここでもし補色だからって知識だけで赤色を置いたりするとフレームが目立ちすぎてしまいます。
フレームの色は色の名前で行ったら緑色の部類に入るのかと思いますが、その中でも暖色(黄色寄り)の色です。
青が寒色だから、反対の暖色に近づけた方が青はより強く見えます。
こういう感じなことを考えながら今回の寒中見舞いの絵は作りました。
印刷も良い感じで青とフレームの緑、雪の白が飛んでる感じが出ていてすごくナイスでした。伝えたい感じがちゃんと出てた。印刷屋さんありがとう。
なので絵で伝えたいことがあるとそれをベースに勉強したことを活かせます。
絵で伝えたいことって言っても些細なことで良くて。
この絵を見てもらってどんな気持ちになってほしいか。または自分がどう思いたいかってすごくシンプルなことなんだと思います。
そのシンプルなものを見つけるのが大変なんだけど、シンプルで良いと思います。
僕はやっと見つかりつつあります。
コミュニティがあってみんながいてくれるおかげです。
ありがとう。今年もよろしくです。
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長砂 ヒロ
アニメ美術背景マンとしてキャリアをスタートしたのち渡米。元ピクサーアートディレクター、現トンコハウスの堤大介、ロバートコンドー監督作品”ダムキーパー”(アカデミー賞ノミネート)にリードペインターとして参加。トンコハウスの他のプロジェクトでもアートディレクター等、ネットフリックス”Go Go コリーカーソン”にリードカラーアーティストとして参加。現在はフリーランスとして自身のプロジェクト「ゴキンジョ」の立ち上げや、アーティストの育成、プロデュースなど精力的に活動中。絵本など出版予定。
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