前景、中景、後景で構図をつくると見やすい
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24・8・8
絵について
前景、中景、後景で構図をつくると見やすい
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フェリーに乗るヒロです(フェリーっていいよね)
絵を描くプロセスに重要なひとつに「構図作成」があります。
構図とは、画面の中に要素をどう配置するかといったことですが、アニメーションのコンセプトアートだとキャラや建物、風景といった多くの要素を画面の中に入れることが多いのですが、そういった時にどう構図を作っているかのお話です。
細部のデザインに気を取られてしまうことが多いのですが、大きなところから入るとうまくいきやすいです。
▼大きなシルエットで考える
絵を描く時に、作者としては表現したいことがあるので細かいところを考えがちなのですが、まずは大きなところから絵を作成していきます。
僕にとって構図で大事にしたいことは「見やすい」ということで、それは言い換えると「鑑賞者への配慮」という役割でもあるのかなと思います。
「見やすい」というのは「伝わりやすい」ということでもあるかもしれません。
鑑賞者は絵を見た時に「絵全体」をまず見渡すので、まずは「絵全体の印象」が重要になってきます。
絵全体の印象を整理するためには、大きく分けて3つのパートにわけると、綺麗に整理できるような気がしています。
例えば絵本ドクターバクのこういったページがあります。
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