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無料記事vol.5 『 光を描いて光を描くか、影を描いて光を描くか 』
ゴキンジョコミュニティ(http://qr.paps.jp/hLKv2) 内で、
週2回更新している『 絵について 』と『 仕事について 』の記事を
note / 定期購読マガジン【 絵について表現について。】で掲載しています。
その中から、いくつか無料の記事を公開しております。
どんなことを書いているのか、を見ていただける機会になればと思います。
読んでみていただけたら幸いです。
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絵について
光を描いて光を描くか、影を描いて光を描くか
( 2022・11・24 掲載 定期購読マガジン【 絵について表現について。】より)
1ヶ月後はクリスマス。ヒロです(マジですか?)(え?年末?) 今年中にやるべきことをやるぞ(来年スタートダッシュのために)(やる)
絵を描く時によくある間違いで、「光が当たって明るい」のを描こうとして「光を描きすぎてしまう」ことがあります。
不思議なことを言ってますよね。光を描きたいのに光を描きすぎてしまうと失敗してしまう。失敗っていうのは「光を表現したいのに光を感じない絵になる」ということです。(ここで言う光は物理的な発光のこと)
光を描くには2種類あると思っていて、それについての共有です。
よくある間違いだけど理解するのはかなり難しいので、いつかこれについてもゴキンジョのクラスでやりたいな。
▼ 描きたい絵によって光か影か、どちらを描くか
絵によって「影を描くか」or「光を描くか」の判断が出てきます。
例えばこういったふたつの絵があります。
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モチーフが違うのでちょっと紛らわしいのですが、上の絵が「影を描いた絵」。下の絵が「光を描いた絵」です。
どういうことかというと、上の絵は画面右側から光がきています。でもそんなに強烈な光ではないから明るい側でもそんなに明るく見えず、固有色と認識できるような色が見えます。だからその明るい側を「固有色とみなし」ます。
そして明るい側を「基準」にして画面左側の暗い側を描きました(「基準を作る」という考え方がとても大事)。
「明るい方を基準にして暗い方を描いた」
これを言い換えると
「影を描いた」
と言うことができます。
下の絵は逆で、当たっている光が強烈なので明るいところが白く飛んでいて暗い側の方が色がよく見えます。なので「暗い側の方を基準に」暗い側に色を置いて、それから白い部分、明るい部分を描き足して光を表現しました。
「光を描いた」
と言うことができます。
ふたつの絵は光を描いてはいますが、影を描いて光を表現しているか、光を描いて光を表現しているかは別の考え方です。
▼ 基準を暗い側、明るい側どちらにするか
ふたつの絵でどちらの方が光ってる感じがするかというと、後者の絵です。「暗い部分を描いた後に光を描き足す」方が光を感じさせやすいです。だからもし光が眩しい絵を描きたいのであればその方法を試してみるのが良いと思います。
この描き方はアナログ画材で言うと不透明絵の具という、下の色が透けないタイプの絵の具じゃないと描けません。だから絵の感じが油絵具で描いた絵のようになります。そういう雰囲気から西洋絵画的な雰囲気を出しやすいです。
日本の絵は透明絵の具の文化なのでまた違った感じです。
よくある間違いとして、明るい側に基準を置く絵なのに明るい側を明るく描きすぎてしまう。例えば「白色」を使うことで明るくしようとしてしまう。
そうすると絵はどんどん白っぽくなっていって色彩を失ってしまいます。
その時にどうしたらいいかというと、明るい側を暗い色で描きます。「色には明度がある」。
これは「色の前に明暗がある」と言うことができて、よって「明度の理解が一番最初の基礎」ということになります。
言葉だけだと難しいかも。。。
でももし光った感じがうまく描けない方は「まずは暗く描いて、それから光を描き足す」と光った感じがするのでぜひ試してみてくださいね。
こういうのを具体的に見せながらのクラスをしようと思ってます。まずはペインティングから始めて、徐々にいろんなことができるようなスクールになればと思いますので、ご興味ある方は何卒よろしくお願いいたします。
来年に向けてやるぞ。
やるべきことを粛々とやるぞ。
生きるってことだな。
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