感情は心がつくってるのではない
感情って
心が生み出している
心がつくっている
って
思ってませんか?
これ
俳優でも多くの人が勘違いしていて
演技をする際に
うまくいかない原因になっています。
例えば
こんなシーンがあります。
設定は
”長年連れ添った奥さんが事故で急に亡くなった”
としましょう。
あなたなら、どんな演技をしますか?
まず浮かぶ感情は
・悲しい
・苦しい
・驚き
などでしょうか。
また、その表現としては
・泣く
・叫ぶ
・立ちすくむ
などですね。
では、シンプルに
ト書きに
<悲しくて泣く>
って書いていたとしましょう。
<泣く>には、あなたならどうしますか?
まずは、その場面を想像して
実際に 気持ち(こころ)が動くのを
待つのではないでしょうか。
もしくは
自分の体験したことのある
何かの「死」を思い出して
気持ち(こころ)が動いて、涙が出そうとしたり。
もしもあなたが、このシーンに描かれている
長年連れ添った妻が事故で急死した
ということを
実際に経験していたら、この2つの方法は
有効です。
ですが、ほとんどの人が
この体験をしたことがない中で
<急に妻を亡くした自分が悲しくて泣く>
を演じなくてはならない。
でも死に直面したことはあるよ
と、自分の体験の記憶を元に
感情を動かしたとしても
自分自身が現実に体験した
誰かの「死」は、脚本に描かれている状況とは違います。
ですから、思い出される感情も
脚本の中の それ とは違いますよね。
また、演じる場合には
稽古やリハーサル、そしてテストや本番で
繰り返し表現しなくてはなりません。
回数を重ねることで
新鮮さを失い
段々と感情が色褪せて、飽きてきて
泣けなくなったりします。
するとどうするか。
どんどん別の「死」を想像し始めます(笑)
死のイメージの連想ゲーム。
これが
感情は心がつくっている の勘違いが生み出す
俳優の苦しみです(苦笑)
じゃあ
いったい 感情は 何から生まれてるの?
ですよね。
それは
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