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【28】ポーカーの世界大会WSOPに参加してきた vol.3

メインイベントの前に
もう1つ参加したトーナメントがある。

$1,000NL Million Dollar Bounty という
トーナメントだ。

こちらは「ミリオンダラー」と名のつくとおり
誰でも億万長者になる可能性がある
非常に面白く夢のあるトーナメントだ。


ポーカーのトーナメントというのは
基本的に全員が同じ参加費を払い、
同じチップ量からスタートするのが原則だ。


そして自分のチップがすべてなくなると敗退となる。
敗退する事を「飛び」と呼んだり
相手を敗退に追い込む事を「飛ばす」と呼んだりする。


例: 「昨日は残り128人のところで飛んじゃったー」 
   「さっき凄く上手なプロを飛ばしたよ!」

とかそんな感じで表現したりする。

話は戻るが、このトーナメントは相手プレイヤーを
1人飛ばす毎にバウンティチップというものが貰える。

1日目は何人飛ばしてもバウンティチップを
もらえないのだが、Day1を通過してDay2まで残ると
1人飛ばすことにチップを1枚貰える仕組みだ。

これがくじ引きのチケットになっており、
1人飛ばすと貰えるバウンティチップの賞金が
最低$1,000、最高でなんと$1,000,000というものだ!

$1,000,000の当選は1枚しか入っていないが、
$500,000や$100,000が当たるクジも入っている。
他のプレイヤーを飛ばせば1人につき必ず$1,000は
保証されているのだ。


他のプレイヤーをひとり飛ばすだけで
誰にでも$1,000,000(1億3000万円)が手に入る
可能性のある夢のようなトーナメントだ。

クジで当たる賞金は参加費から充当されているため、
入賞して貰える賞金は、他のトーナメントに比べると
低く設定されている。

このトーナメントは大人気で
なんと14,112人が参加した。

$1,000,000を引き当てた人の動画
ぜひ見ていただきたい!

もちろん僕もこのトーナメントに参加した!
しかし残念ながらDay1を突破する事が出来ず
バウンティ(クジの権利)が発生するDay2に
進めずに敗退となってしまった。

残念。。

このトーナメントは今年新しく創設されたものだが
大人気だったので来年以降も開催されるだろう。

次回参加する時は必ずDay2まで進み
$1,000,000を手にしたい✨

さていよいよ全ポーカープレイヤーの夢の舞台
Main Eventへ参加する日がやってきた。

なるべく専門用語は省いて説明したいが、
高額の参加費にも関わらずメインイベントは
参加人数がまず多い。約8000人にものぼる。

またストラクチャーと呼ばれるプレイ時間の
ようなものも長い。

そのためDay1はA B C Dと4日間に割り振られ
Day2から参加する事も可能だ。

僕は他のイベントとの兼ね合いでDay1 Dに
レジスト(参加登録)した。

$10,000の参加費を支払い
チップは全員60,000点からスタートする。

参加レシートと開始チップ60,000

Day1は正直、緊張もあって思い通りのプレイが
出来ずに苦戦した。

負けると$10,000(130万円)が消えてなくなる
所謂マネープレッシャーもあった。

マネープレッシャーがかかると、大抵の場合は
自分の思い描く理想のプレイがしづらくなる。

12時間プレイして生き残ることが出来たが、
開始時のチップから減らして44,400で
Day2に進出することとなった。

生き残れただけでも奇跡だったので
次に繋がったという意味では良かったと思う。

無事にDay2へ

インマネと呼ばれる入賞ラインは1300位からで
だいたいDay3の最後に決まるので、
あと2日間は戦い抜かなければならない。

そしてDay2が始まった。

DAY2で大きくチップを増やす

Day1の反省を活かして
思いきりよく自分のプレイを貫いた結果
どんどんチップが増えて開始2-3時間で
120,000ほどになった。

Day2開始時の約3倍である。
しかしその後少しチップを減らしてしまった。

そして訪れた突然の終わり
僕の手は最初の2枚のカードがKK
(2番目に強い手)
相手はAA(1番強い手)でぶつかってしまい
敗退を余儀なくされた…。

残念ながら入賞して賞金がもらえるDay3まで
残ることが出来なかった。

プレイ全体を通して幾つもミスプレイがあったので
実力不足もあったのは否めない。

それでもここ数年で1番楽しい時間を過ごせたし
是非またこのフィールドに戻って来たい。


残った数日はメインイベント敗退による
虚無感もあり、ポーカーをせずに少し観光した。

映画の舞台で有名なシーザーズパレス
コロッセオもエッフェル塔も凱旋門も何でもある
ベラージオの噴水ショー

写真で見ると大した事ないように見えるが
実際はひとつひとつのカジノがとても大きい!

アメリカのスケールは考えられないほど大きく
見たことない特徴的な建造物も多いので、
カジノをプレイしない人でも
ラスベガスは観光でかなり楽しめる街だと思う。

ポーカー編はこの辺で終わり。
また来年チャレンジしたい!



つづく…

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