「アムリタ」吉本ばなな氏(読書感想文)(*ネタばれ注意)
すばらしい感性だなぁ。
しかも安心する女系家族。
母・・由紀子
わたし・・朔美(さくみ)
真由・・朔美の妹・美人で女優、自殺
由男・・母の二番目の夫の子供、朔美の異父弟
純子さん・・母の高校生のときの友人
離婚裁判中
幹子・・朔美のいとこ
竜一郎・・真由の元彼氏。
現在、朔美と恋愛中?
作家・安定感のあるいい男
わたしは、バーでバイトしている。
20代半ばくらい?
途中で頭を打って、記憶があいまいな
ときに、竜一郎とひっついてしまう。
弟の由男は、小学生なんだけど、
予知能力みたいなんがある。
全体的に特殊な中、とっても
ほのぼのとした家族
(しかも女の強さ)がある。
ふんわりやわらかい空気の中に
いれる小説。
ストーリーを朔美が
「人生まとめ」しているので
書いておこう。
( )内は、私の記述。
P22
・妹の死(真由)
・頭を打って手術(朔美本人が)
・記憶が混乱
・弟がオカルト小僧になる(由男)
・竜一郎といい仲に
・高知へ
・サイパンへ(させ子っていう
スピリチュアルな人に会う)
・バイト先閉店(バー)
・新しいバイト(パン屋)
・記憶戻る
・弟、児童院へ
・純子さん逃亡
・きしめん(きれいな女性)、
メスマ氏(由男のオカルト友人)と
友達になる。
あと、P277
アムリタ=神様が飲む水
朔美は、新月の意味ではなく、
漢の時代、
東方朔って人がいてってゆー話。
朔美は平凡で、
妹ほど美しくないけど、
自然で、すべてを受け入れて愛する。
執着もない。
あるのは、ふんわりとした空気と
キリリとした感性。
こんな女性になりたいな、と思った。
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