「アルモニカ・ディアポリカ」皆川博子さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
ナイジェル・ハートが殺された!
のは、いいけど、
皆川さん、1930年生まれで、
御年92才・・・
この本は2013年出版だから、
83才で、少年愛なんだなー。
男色のロンドン。
美少年ナイジェルが、
美青年エドにあてた最後の手紙。
「僕は、僕が望むように、
君を変えた。
でも、エド、君と再会できたら、
君が望むように、僕を変える」
・・・堂々たる男色、しかも、
ナイジェルは、前シリーズのあと、
アボットという男と同棲しつつ、
有閑マダムに貢がせたりしている。
主人公は、サー・ジョン(盲目の判事)と、
姪っ子のアン。
解剖医のダニエル・バートンだったけど、
だんだん脇の若者たちの話になって・・・。
アルモニカ・ディアポリカは、
ちなみに、悪魔のハーモニカのイミ。
ベツレヘムの子=ナイジェル=精神科施設で
生まれ育った。
そのナイジェルの死から始まる事件。
電気ショックや電気うなぎやら
・・・時代背景がおもしろい。
しかも、やおい。