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「夜がどれほど暗くても」中山七理さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
主人公・志賀は、大手スキャンダル紙の
記者なのに、大学生の息子、健輔が
女性講師ストーカー殺人、自殺という
疑いがかかる。
世間の冷たさが、おっそろしく怖い。
それでも会社にへばりつく主人公がイタイ。
結局、殺された講師とその夫は
アジア留学生の金銭目的による殺害。
留学生の不審さをストーカーしていた
健輔が止めに入り、逆に殺人の犯人に
仕立てられていた。
志賀と妻の距離。
殺された夫婦の一人娘、菜々美との
葛藤と、事件解決後の歩み寄り。
物語はここで終わっていたけれど、
志賀は仕事と妻を取り戻し、
もしかしたら菜々美を養女にしたのかも
知れない、ハッピーエンドな感じ。