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「僕の行く道」新藤冬樹さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

ん? おかしいぞ。

パリでデザイナーしている
母が不在で、
毎週土曜日に手紙がくる。

その母が、小豆島にいるのを
つきとめた主人公、大志(8才)が
一人で東京から小豆島へ。
2才から、母に会っていない大志。
6年間。。

母を訪ねて三千里、で、
途中、イイ感じなのだが、
読者はてっきり母・琴美は
死んでいると思う。

実はアルツハイマーが進み、
そんな姿を息子に見せるのが
残酷だという理由で、6年間も
身を隠している。

ラブラブの夫、一志(大志の父)は
なんでそんなん許してるん?
好きなんやったら東京で闘病させたら
いいやん。琴美の妹の里美も
大志の面倒見てるけど、
アルツハイマーだからこそ、
ダンナや息子や妹の近くで
見守ってもらったらええんちゃうん?
施設に入ることは仕方ないけど、
なんで小豆島なん??
まずは、夫がどうして最愛の琴美を
手放して、そんなウソを息子につくのかが
全然わからん。
息子に嘘をつくより、生き様、死にざまを
見せるのも、大人の役目やと思うけど。
義理の妹と一緒に、息子をだまして
わけわからん。
それが愛情やといいたいんか??
大人の判断として、破綻している物語。

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