「キャロリング」有川浩さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
有川さん、やっぱりいいわ~。
「エンジェル・メーカー」という
子供服メーカーに勤める
大和俊介が主人公。
家庭内暴力で、母を守るつもりで
父をやっつけたら、
自分が悪者にされて、父母再婚。
そんな傷心の大和俊介を
子供の頃から知ってる
英代(ひでよMRS)が
学生の大和をバイトから
正社員に雇う。
大和、折原冬子(とうこ)と
いう同僚とイイ感じになるが、
自分の幼少時期を語れないまま
別れる。
「エンジェル・メーカー」が
年末(12/25)倒産すると、
同時経営の託児所も閉める。
そこに通っていた航平という
少年の母と父の仲を取りもうと
する大和と冬子の格闘。
借金取りのやくざが、航平、冬子
を誘拐して。
でもやくざも本当に悪いヤツでは
なく、ハッピーエンド。
各人物の心理描写がすばらしい。
誘拐はちょっと驚いたけど、
すてきなクリスマス物語。