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「オーデュポンの祈り」伊坂幸太郎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
これも、やっとたどり着いた
伊坂さん初期作品。
オーデュポンは、
鳥の絵図鑑の作者。
主人公(伊藤)が、
コンビニ強盗逮捕から逃れて
目をさますと、
まったく知らない島。
仙台近くの荻島(おぎしま)。
江戸の日本の開国以来、
鎖国してて、
日本でも、知られていない島。
そこにいるのが、しゃべれるカカシ、
優午(ゆうご)。
未来が見えるカカシ。
江戸時代に、
禄二郎(ろくじろう)という人が、
命とひきかえに作った。
そして、個性的過ぎる、
島人の面々。
轟(とどろき)→ おっさん。
唯一、日本とつながっている。
園山 → 画家。奥さん殺されて、
狂ってる(奥さん生きてた)。
桜 → さくら。美青年。島の死刑執行人。
彼の判断に誰も文句言わない。
ウサギさん → 巨人で、きれいな女性。
日比野 → 伊藤に島を案内する。
田中 → 優午殺し。
で、日本(=こっち側)にいる人々
静香 → 伊藤の元カノ。最後に島に
やってくる。
城山 → 警官。頭おかしい。
股間撃たれる by桜。
要するに、優午は、
人から「鳥」を守りたかった。
リョコウバト(旅行鳩)なるものを。
そのために自殺し、
(というか、もう100年以上も生きて疲れた)
そのついでに、人に人を殺させて、
鳥を守るように仕向けていた。
最後にまた、江戸時代に戻った。
私の好きなタイムワープ。
伊坂さん、初期のとても心地いい
優しい小説でした。