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「ローズ メリー ローズ」マリー・ルネド氏(読書感想文)(*ネタバレ注意)

淡々とした架空の世界。

船乗りイエムと、主人公メリー。

港。
エルミタージュの土産物店。
オァトという離島の町と大陸。
妖精の女王号で、新しい水路を
見つけに、旅に出たイエム。

結婚式の翌朝、
ウエディング・ドレスを着たまま
イエムを港から見送るメリー。

イエムの知らないお産。
老女ローズと、娘ローズ。

メリーにとって、男は
道具にしかすぎない。
全然、情に流されていない。

博物館も、
新旧アルファベットも
骨董品屋も
写真屋も、
まるで、デジャヴュを
見ているみたいだった。

死の間際に、ふと
イエムを想うメリー。

すべてが夢のような物語だった。

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