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「わたしをみつけて」中脇初枝さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
主人公、山本弥生。
3月に産院前に捨てられていた
準看護師。
3月に生まれ、3月に捨てられた弥生。
ずーっと、その思いでいる。
30才くらい?
九九ができない。子供が嫌い。
自分の名前が何より憎い。
そんな中、途中で来た
藤堂師長(看護師長、女性、60才くらい?)
に救われる。
いまどきの、心理深堀りものだった。
藤堂師長の英断に、胸がすく
思いがした。
そして、九九を教えてくれた
菊池のおじさんのやさしさに
触れ、弥生は生まれ変わる。
よくある話のようで、
詳細はとても個人的で、
特殊な話。
こういう小説、好きだな。