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「星間商事株式 社史編纂室」三浦しをんさん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

いやー、もう、サイコー!

「川田幸代、29歳、
会社員、腐女子。
社の秘められた過去に挑む!」

とあるが、
主人公、幸代は、やおい小説を
コミケで販売(月間企画という社名)
しているオタク。

彼氏の洋平は、旅にばっかり出ている。

編纂室の本間課長、幸代、
矢田(ヤリチン先輩)、
みっこちゃん(ムダにセクシーで
アホやけどかわいい)と、
幽霊部長の五人で、
星間に1950年後半の社歴を
調べると、誰も答えてくれない。

そこに出てきた原稿用紙に
描かれていたのが、
インドネシア付近の
サリメニという国の国旗。

星間が戦後、サリメニ大統領、
パロに人身御供として日本人女性、
花世を差し出した。
(花世:星間の原稿用紙で
小説サロンを開き、
原稿用紙も1枚1万円とかで
売ってた)

その双子の姉は
日本に逃れて(病気で)、
日本に戻り、星花とゆー店の
女将をしている。(70代)
*星間課長は、実はその甥っ子。

「サリメニの女神」を星間の
裏社史として、オタク出版。
(同人誌)

幸代のアホやおい
(おやじ=ネコVS若手=タチ)
も大爆笑!!

最高に知的で、大人の遊びを
知った作者の遊び心満載でした!

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