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「丹生都比売(におつひめ)」梨木果歩さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
梨木果歩さんの
短編作品集。
どれも好きな感じ。
表題になっている、
「丹生都比売(におつひめ)」が
一番長い物語。
飛鳥時代、母親の持統天皇に
暗殺される草壁皇子の話。
水銀の毒で、徐々に
殺される。
草壁もわかっていながら
どうしようもない。
他は、夢見るような作品が
多かった。
「旅行鞄の中から」が
不思議なインパクトが強かった。
「夏の朝」は、球根の話。
叔母が姪っ子の守護霊になっている。
自然の中で、朴念と生きる
男の人の話が多かった著者、
この作品はまた、少し
雰囲気が違った。