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「召使と私」エルヴェ・ギベール氏(読書感想文)(*ネタばれ注意)

へーえ、
エイズで36歳で亡くなったのね、
ギベールさん。

この作品は、
死ぬ間際に書いたもんで、
「こっけい小説」と
銘打たれている。

エイズやホモセクシュアルって言葉、
一言も出てこない。

若く美しい召使と、
80過ぎの主人、わたしとの、
サド・マゾ的な、こっけい化した話。

36才の作者が、自分を
80才として描いているのが
おもしろいそうな。
なんか、自虐的だな。

で、彼の作品で「犬ども」っていうのが、
なかなかすごいらしい。
ポルノグラフィーとまで書かれている。

で、実在の恋の対象だった青年を
モデルに書いた
「ヴァンサンに夢中」も。
代表作は、
「ぼくの命を救ってくれなかった友へ」
「憐みの処方箋」など。

「小天使がびっくりしたような」
かわいい顔をした青年のギベール。
今生きてたら、いくつなんだろう。

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