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「中原の虹」第一巻 浅田次郎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
すごい歴史ロマン!!
「蒼穹の昴」や、「珍妃の井戸」を
読んでいるから、滲みるわ~。
時代は、西太后、光緒帝の頃。
「蒼穹」の春児(チュンル)も
立派な宦官になっている。
その兄、李春雷(チュンレイ)が
しょっぱな出てくる。
「蒼穹」とは違った視点、馬賊の
張作霖(チャン・ヅォリン)の話。
この時代、中国にはいかほど
英雄がいたのか。
人種的にも、ヌルハチや、ロシア人、
もともと中国にいた漢民族。
さすが大陸、ごちゃまぜ。
日本の戦国時代のちっちょいこと。
中国は、すごいわ。
そして、中国人の名前、大好き。
ところで、この「中原」というので
「グイン・サーガ」(栗本薫)を
思い出した。
浅田さんに失礼やがな。
で、「蒼穹」にも出てきた
占い師の婆さん、いろんな英雄を
占ってる。
それにしても、会話とかは
中国語、浅田さん、すごい。
四巻まであるのも、
楽しみで仕方ない!