「ことり」小川洋子さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
「世の片隅で小鳥の
さえずりにじっと耳を
澄ます兄弟の一生。
図書館司書との淡い恋。
鈴虫を小箱に入れて歩く老人、
文鳥の耳飾りの少女との出会い。
やさしく切ない著者の会心作」
と、銘打ってあった小説。
主人公、小鳥の小父さんの
お兄さんは
「ポーポー語」しか
しゃべれない不思議な人。
小父さんにだけは、
この言葉、わかる。
そんな兄と暮らし、
(21~23年?母死ぬ)
その兄、亡き後も一人、
幼稚園の鳥小屋の掃除や、
メジロのヒナを
拾って育てて・・・
怪しい犯人の容疑者に
なったりもして、
最後はメジロの籠を抱きしめて
死ぬ。
たぶん、脳の病気。
悲しい。
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