「草原の椅子」㊦ 宮本輝さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
あら。
輝さんにしては・・・。
遠間憲太郎(トーマ)が
なぜ、圭輔を養子に、とまで
思うのか。
余裕ある大人がいた。
寄る辺のない子供がいた。
・・・に尽きる。
そして、思い出のフンザは
すてきだけど、
結局、最後、4人(トーマ、富樫、
貴志子、圭輔)で
行ったときのインパクトが
なんだか薄い。
フンザの老人に占いみたいな
ことを言われたのも、
最初は神秘的だったけど、
2度目は誰にでもテキトーなこと
言ってる感じやったし。
思い出の地には再訪しないことやな。
いつもナイーブでハンサムな
中年(=輝さん?)、
コミカルなオッサン富樫、
マドンナ的な貴志子、
そして必ずいる、不安定な
少年、圭輔。
なんとなくパターンがあるな。
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