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「BLACK OR WHITE」浅田次郎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

もう、すばらしい、
夢と現実の世界。
私、なんだか見知っている
気がした。

白い枕で寝るといい夢
黒い枕で寝ると悪い夢

なんだけど、
そんな簡単なもんではない、
主人公、都築が見る夢。
都築は、三代続く商社マンで
祖父は、1953年クリスマス・イブに
ニューヨークの地下鉄で
暗殺された。

彼が見る夢は、転勤先の
イギリス、インド、中国、などで
いろんな色彩を持つ。
当時の同僚や、裏切った取引先
とかが、時代モノの恰好で
出てきたりする。

ブラック アンド ホワイト
この世にふたつながら存在する
明暗。いわゆる、パラレルワールド。

「夢を見なければ、人生の
三分の一は空白だ。
それは、罪だと思わないか」

まさに私の信条。
そして破綻のないストーリー性。
さすが、浅田さん!!

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