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「みとりねこ」有川ひろさん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

猫の短編集。
大号泣した「旅猫リポート」の
外伝も2作あった。

「ハチジカン」
サトルが子供の頃に
飼っていたハチの時間。
猫の意識というか、
何となくしか思い出せない
感じに、涙。

「こぼれたび」
サトルが自分の最期を知って
猫のナナ(七、八、ですな)の
次の飼い主を探し回る。
これが、「旅猫リポート」に
直結してる。

「猫の島」
は、「アンマーとぼくら」の外伝。
本編もいい話だったな。

「みとりねこ」は、
23才まで生きて、猫又(猫の妖怪)
になって不死になろうとしたけど
なれなかった猫の話。

どれもこれも、
猫目線がシビアで、
人間との関係にホロッとくる。
犬じゃ、こうはいかんのよねー。
やっぱり猫が好き。
猫の観察眼が好き。
有川さんも、すごい猫好きなんだろうな。

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