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「地下鉄(メトロ)に乗って」浅田次郎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
浅田次郎さんの感想文が
前後に飛び交ってますが、
今更浅田さんを知った私の
偏読を笑ってください。
タイトルは知っていたものの、
読むのは初めて。
タイムワープもので、
小沼一族の話だった。
主人公、真次(次男)
父、佐吉(アムール)
長男・自殺。
現代、真次は、みち子と不倫中。
アムールは、戦中・戦後と
素晴らしいカリスマを発揮。
戦後、真次の母と結婚。
でも、お時という愛人がいた。
そのお時の娘がみち子。
過去で、最後、みち子は
自分を身ごもっている
お時を抱いて、階段から落ちる。
現代に戻ると、みち子がいない。
真次は自分の家庭を守っていくしかない。
アムールは、長男が自殺した日に
お時も流産。二人の子供を失う。
兄の死の直前にタイムワープしたり、
父の生きた戦中・戦後に
タイムワープしたり、
人の世のはかなさを感じた。