トレーナーとして働くために、学生時代にしておきたいこと。
こんにちは。ひろむたです。暫くぶりとなってしまいましたが、今回は私自身がトレーナーとして働くようになってから感じた、学生にしておきたいことをまとめていこうと思います!!
① トレーナーの基礎となる、「運動生理学」「機能解剖学」はマニアックにな程に勉強する。
恐らくですが、トレーナーとしての勉強を始めた時に一番最初にぶち当たる壁が、この「運動生理学」と「機能解剖学」だと思います。
私自身も学生の頃、分からない言葉を調べては本を読み、そして時には自分や他人の身体を借りて沢山勉強させてもらいました。
トレーナーとしての仕事の中でもちろんテーピングなどの特異的な技術を習得することも大切です。
しかし、やはり人の身体を相手にする仕事なので、まず大前提「人の身体の仕組み」「動き方」といった部分は学生時代に繰り返し、繰り返し勉強することで、いざスポーツ現場に出た時に迷いない判断がしやすくなります。
例えば、リハビリでの復帰プランなんかは運動生理学的視点から考えることで、運動負荷を決定することに役立ちますし、機能解剖学は筋・骨格の動きや作用を把握することで、選手・クライアントに必要なエクササイズ・トレーニングを処方するのにも役立ちます。
私自身はこの分野は大好きでしたので抵抗はありませんでしたが、トレーナー仲間の中では苦手な人も多かったです。しかし、トレーナーの仕事の中で核となるのが、「運動生理学」であり「機能解剖学」ですので、目を背けずに学生の時に基礎となる部分をしっかりと身につけて欲しいなと思います。
また自分が良かったと思う参考書のリンクを掲載しておきますので、是非ご参考に!!
機能解剖学テキスト 運動生理学テキスト
② アウトプットする機会を沢山経験する
学生時代からやっておくと、トレーナーとして働く時にとても役立ちます。
私自身、人見知りということもありこの部分は本当に苦手分野のひとつでした。しかしスポーツ現場に関わらず、トレーナーとして働くためには、選手やクライアントさんに対して「指導」「説明」する力が必要になります。
自分自身の頭の中で理解していても、相手に伝わらなければ選手やクライアントさんの改善や競技力向上にはつながりませんよね?
そこで重要なのは、「指導力」「説明力」です。それではその「指導力」「説明力」を身につけるために必要なことは何かというと、アウトプットする機会を沢山得ることです。
結局ですが、色んな人に対して指導・説明する機会が多ければ多いほど、「指導力」「説明力」は向上していきます。そして、その力を身につけることこそが、選手や指導者からの信頼を勝ち得ることにつながります。
最初は緊張して、自分が思い描いていたようなアウトプットが出来ないことがほとんどです。しかし、その経験を沢山することで、「指導力」「説明力」は自然と向上していきます。
先輩方も失敗を経験して成長してますので、何も恐れることはありません。沢山失敗することで、後々の「指導力」「説明力」が身につきますので、是非学生時代からアウトプットする機会を沢山経験してください。
③トレーナーとしての勉強だけでなく様々な勉強や経験をして視野を広く持つこと
最後になりますが、私自身が一番大事なことだと感じていることです。これを学生時代に忘れずに行って欲しいと思います。
特にトレーナーの仕事を始めてしまうと、仕事以外の経験や知識を得られる機会は少なくなってしまします。トレーナーとして一番怖いことは、「視野が狭くなり頭でっかちになること」です。
トレーナーとして必要な知識・技術は最低限必要ですが、それ以上にトレーナーとして働く上で、人としての能力が必要となってきます。
選手やクライアントさんはトレーナーとして働く私たちの人柄を見ています。その人柄を育むために重要なことは、「トレーナーとしての勉強だけでなく様々な勉強や経験をして視野を広く持つこと」だと感じています。
視野が広いことで、どんな人と対しても対応出来るようになりますし、まずは人としての懐の深さを得ることが出来ると私は感じています。
長々と「トレーナーとして学生時代にしておきたいこと」をまとめてきました。私自身もここに書いたこと全てを満足に出来たとは思っていませんが、少なからず意識して日々の生活を送ったことで今があると感じています。
是非これからトレーナーを目指す学生、若手のトレーナーさんにも見ていただければと思います。
質問などあれば遠慮なくご連絡ください!!
それではまた!!