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そろそろ道東へ ③釧路どんぱく

レンタカーを返却し、ホテルにチェックイン

レンタカーでのドライブは、こちら

18:00までホテルの部屋でひとやすみ

今回は、関節リュウマチと巻き爪による足指化膿で
弱り切った体を引きずっての旅
できるだけ無理をせず、目的を果たすことに専念

そう、目的の一つは「釧路どんぱく」

私にとっては2年ぶりの「釧路どんぱく」(第21回)
観覧会場の釧路川岸壁には
すでに、ヒト、人、ひと
わずかな隙間に入り込み座る
「釧路市民って、こんなにいたぁ?」
後ろからギャルの声

一昨年の経験から準備は万端
ウインドブレーカー、カイロ代わりの熱湯を入れたペットボトル、ひざ掛け
そして折りたたみ椅子

FMくしろのパーソナリティが会場を盛り上げる

そして

釧路市民の大歓声とともに
3か所から打ち上げられる花火 カメラの画面に収まらない

そして、全員でカウントダウン

どこだ、どこだー あそこだ! 海から三尺玉!

今年も無事に、釧路市民になった


ホテルに戻り、足の消毒をして
釧路の夜におやすみ


9/15(日)最終日
すでに足が限界のため
スーツケースをフロントから自宅送りしてもらう

目指すはいつもの北海道立釧路芸術館
「生と死を見つめて」鴨居玲氏 絵画展

チラシに使われた肖像画は、自画像

鴨居氏は、「人間とは何か」をテーマに人間の心の闇や弱さを描き続けた。
自らの内面を見つめ、孤独感や苦悩を作品に表現したという。
暗闇に描かれた人物
目が描かれていない
苦渋の表情
酔っ払い・・・

鴨居氏の描く闇に引き込まれていく

出生届も提出されず
父親から虐待を受けていた
貧困だった幼少時
そんな鴨居氏の生い立ちについての記載も見る

いつも死と向き合っていた鴨居氏
何度も自殺未遂を繰り返し
父親の没年と同じ57歳での自死

彼の人生は何だったのか
彼にとって絵を描くことは何だったのか。

同時開催は、釧路出身 長倉洋海氏の写真展
「地に 人に 写真に旅する」

チラシは、ロシア先住民族ネネツ人の女性の姿を通して
変わりゆく地球環境と共存していく人々のたくましさを伝える作品

世界31か国41の地域を写真とエッセイで伝える写真展
戦闘地域の人々を撮影した写真も多い

長倉氏のカメラの前で見せる
人々の表情に、引き込まれる

17年間にわたり、長倉氏が密着取材してきた
アフガニスタンの英雄アフマド・シャー・マスード氏。
国防大臣や軍事司令官として、命がけでソ連軍やタリバンに立ち向かう
祖国の自由と平和のために戦い続けたリーダー

2001年自爆テロにより暗殺される。
享年48歳

悲惨な戦争下で垣間見るふとした柔和な表情に
アフガンの英雄と慕われ、語り継がれる所以を見る

アフマド・シャー・マスード氏
長倉洋海氏HPより https://www.h-nagakura.net/


またしても、旅先の釧路で人生について考えさせられた


釧路を離れる前に、再びどんぱく会場に足を運ぶ

ものまねマシンガン チャボ&飛鳶 のライブ
会場は所狭しと並んだ 姉妹・友好都市交流物産展とどんぱく屋台 
親子で体験できる酪農をはじめとした「農業農村フェア」
ここではよつば牛乳の試飲 道産食材を使った飲食コーナー

そしてお昼をテイクアウトしようと
MOO隣接のEGGカフェに入ると
なんと、そこで「NPO法人トラストサルン釧路」さんに遭う奇跡。
前回の「もっと釧路湿原」勉強会(オンライン)でお話を伺い
釧路を訪れた際にお会いしたいと思っていた矢先だった

同団体は、釧路湿原の環境を守り続けて30年。
今回、釧路湿原を脅かす「メガーソーラーパネル」問題で知った。
今後も活動を支援していきたい


今回も
天候や安全、そして偶然に恵まれ
求めていた旅をすることができた。

やっぱり大きな力によって守られていた気がする
北海道のカムイたちに感謝


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