「特急とかち」で行く帯広 ぬかびら源泉郷
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5月6日土曜日
夕べ買ったますやのピーナッツクリームパンを食べて
バスターミナルへ
昨夜遅くから今日にかけて雨予報
運よく雨がいったん止んでいる
7:05発 十勝バス ぬかびら源泉郷バスパックに乗車
昨日の六花の森行きと同様に
私以外に乗客は一人
バスは、音更町、士幌町を通って上士幌町へ
途中、バラバラと高校生が数人乗ってきたが、みんな上士幌高校で降車した
上士幌町は町が整備されていて
公共の施設が充実しているのが車窓から見て取れた
毎年夏には、大規模なバルーンフェスティバルで賑わう。
今年は50回目のようだ
日本一広い公共育成牧場、ナイタイテラスがある
これから向かう、ぬかびら源泉郷も上士幌町に位置している。
帯広駅から60km 2時間弱
街なかを抜け、大平原を走り、山間へと進む
8:53着 ぬかびら源泉郷 十勝バス営業所前
早速、バス停となりのひがし大雪自然館でぬかびら源泉郷について学ぶ
大雪山国立公園は、日本最大の国立公園
そのひがし大雪地域にあるのが、ぬかびら源泉郷
昭和初期には湯治場として栄えていたが
今は温泉街を森に復元しようという取り組みが行われているとのこと。
現在、宿泊施設9軒、飲食店4軒
自然館のあとは、裏手にある旧国鉄士幌線廃線跡地を歩く
旧国鉄士幌線は、1925年開業 1987年廃止
帯広駅から十勝三俣駅までの全長78.3km
切り出した原木そして観光客の運搬に活躍していたが
次第に搬出される木材も底をつき、道路整備により観光もバス等に代行
その役目を終えていった。
かつて終点の十勝三俣には、1,000人を超える集落の生活があった
1953年、電源開発が糠平ダムに着工
糠平駅が人造湖に沈むことになったため、上記場所に移設
糠平湖にタウシュベツ橋を通した
糠平 - 十勝三股間は部分運休の間
線路が草木に埋もれ、レールの間から木が生えるという状況に加え
多数存在しているアーチ橋の劣化が進み
全線廃止後も同糠平 - 十勝三股間は
ほとんどの施設を放置するしかなかったという事情があり
40を超える橋梁が今も残り
登録有形文化財や北海道遺産に指定されている
タウシュベツ川橋梁は風化がすすんでいて
姿を消すのは時間の問題と言われている
鉄道資料館 見学
鉄道資料館を出て、そのままネイチャートレイル(自然の小道)散策
ネイチャートレイルから戻ると12:00をまわっていた
4軒の飲食店のうちの1軒「ビストロふうか」さんへ
若いオーナーが最近始めたお店のよう。おしゃれ。
前日の帯広は25℃
今日のぬかびら源泉郷は6℃
とにかく寒かった
ひがし大雪自然館に再度行って時間をつぶすも限界
14:40 今夜の宿泊地 ぬかびらユースホステルに
ダメもとでチェックイン
奥様が快く受け入れてくれた
源泉かけ流しのお風呂にも入っていいということで
直行ー!
冷えたカラダに生気が戻る
小さいながらもよく手入れされていて
とにかく気持ちのいい温泉だった
部屋に戻り、早々に布団を敷いて潜り込む
15:40 まだ辺りは明るい
なんと、布団の中から窓の外の針葉樹が見えた
今までの北海道旅行で、こんなに自然の中の宿泊があっただろうか
本当ならテレビの北海道放送を見ながら昼寝するところを
ぬかびらの針葉樹をみながら
物音ひとつしない静かな街のホテルで
贅沢な眠りについた
街全体が、どこへ行っても
ゴールデンウイークとは思えない静けさだった
昼寝から目覚め、お腹を空かすために夕食まで散策
せまい温泉街なので、昼間と同じところを歩く
18:30 ユースホステルの夕食
ユースホステルは、相部屋と個室があり、私は個室一人使い
ほかに相部屋の男性3人と家族連れが2組いた
みんなで揃って食べる夕食
なんだかあったかくって、いい
お昼のハンバーグがお腹に残っていて
夕食は全然食べられないかと困っていたが
素朴なメニューがおいしくて、まさかの完食
味噌あじは、少し味が濃かったが、口コミ通りのおいしい食事だった
みんながデザートを食べているときに
オーナーからぬかびら源泉郷観光案内があった
宿泊先を悩みに悩んで決めたけど
ユースホステルにしてよかった
寒さから、なんとなく体調不良と思っていたが
夕食と温泉で元気になった!
食後ふたたび、温泉風呂へ
眠りにつくのが、もったいない
ぬかびら源泉郷の夜
明日は、早朝タウシュベツ川橋梁ツアー
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