見出し画像

臨床一年目での鍼灸施術

皆さん、こんにちは。
今回は前回に引き続き、臨床一年目での技術〈鍼灸編〉として
皆さんに有益な情報をお伝えできればと思っております。
是非、最後まで見ていただけると幸いです。
それではいきましょう!


前回もお伝えさせていただいたように、ここでも大事になってくるのは
触りまくる”ということです。 

おそらく専門学校のときは、国家試験があるために経穴、一般的には ツボ
といわれるものを骨度法やランドマーク(例えば恥骨結合上縁、肩峰など)などを指標にして正確に取穴部位を覚えると思います。
しかしながら臨床に出ると、この方法はほとんど、むしろ全く使いません。(笑)
ここで誤解がないように言いますが、正確には手の感覚で覚えていくということですね。私も専門学生時代は、骨度法をいちいち使って取穴していましたが臨床に出れば、そんなことをしている時間もないし、ぶっちゃけ
超非効率です。

何よりプロっぽくないですよね?

まあ正直この話に関しては、「そんなことはわかっている」と感じている人も多いと思うので、さらっといきます。 

とにかく触りまくり、手の感覚を養う、経穴の感覚を養うということが重要になってくるということです。
硬くなっている、ブヨブヨしている、力がない、弦が張り詰めたように
なっている、、何でもいいです。そういった違和感、他の部位と明らかに
何か違うという手の感覚を多くの人の身体を触りまくり、養ってください。


次にお話ししたいことが、自身の鍼灸施術の軸となる治療法に
出会うことです。これは僕自身もっと早くやっておけばと思ったことです。

さまざまありますよね。例えば、中医学、経絡治療、トリガーポイント
良導絡、長野式、掃骨、整動針、ルート鍼、北辰会などなど
私がパっと思いつくだけでもこれだけの手法があります。
まずは実際にセミナーに行くなり、興味のある治療法を自分で足を
運んで受けてみてもいいでしょう。本を買って読んでみるのもありですね。


ここで強く言っておきたいのが、軸となる治療法を見つけることは
早ければ早いほどいいということです。
これは私が体験したからこそ、声を大にして言います。 


実は、私がこれに出会ったのは臨床一年目を過ぎて、
二年目 間もない頃の出会いでした。

なぜ私が声を大にして言うかといえば、それに出会った直後、実践し、フィードバックをいただき、修正して、実践するを繰り返したことで臨床力が
格段に上がり、それまで改善できなかった、自信がなかった症例を治癒することができたからです。それも約3ヶ月という短期間です。

正直この体感速度には個人差があるとは思うのですが、何よりもこの自信がつく、自分でもしっかり治せるんだという喜びを新卒の鍼灸師、これから臨床に出るであろう学生の方々に味わっていただきたいからです。
高い学費を払って、せっかく取得した資格なのですから、そこを妥協は
していただきたくないなと思います。

守破離という言葉があるように、まずはうまくいっている施術家、鍼灸師
の技術を徹底的に教わるのです。
そこから自分のやり方にマイナーチェンジし、最終的に自分の治療の型を
作っていく。これをすることが成長速度が格段に上がると私は感じます。


いかがでしたでしょうか。今回は実体験も交えながらお伝えしていきました。やはりこの資格を取った以上、患者さんを良くしてなんぼだと思います。 施術家にゴールなど無く、いつまでも勉強し、実践、成長するもの
だとしみじみ感じます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?