閑窓随筆 ~『鰤大根』あとがき
『鰤大根』は、15年前の作品 ―― もっとも初期の作品です。
内容的には、夫の暴力で家を出た母親の前に娘が現れ、素性を明かさず、そのまま別れていく……といった、その辺のありふれた、ご都合主義のストーリーです。
あくまで、文体や文の構成をメインにした、練習のための小説 ―― 習作です。
後半ストーリーの大きな変化を期待した人、すみません。なんの波もなく、そのまま単調に終わってしまいました。
富山県や立山、鰤大根を題材にしたのは、ある目的があったのですが、それはここでは明かしませんが、正直私が富山県に行ったのは一度だけです。
大学時代、立山連峰に登って、下りた先が富山 ―― 山を下りた日には、富山に泊まることなく帰宅しましたので、う~ん、あんまり富山の記憶がありません。
正直、富山県と聞いて、思い出すものは……ありません(富山県出身の方、申し訳ありません)。
でも調べていくと、富山って結構美味しいものが多いですよね。
特に海の幸が豊富です。
寒鰤に、ホタルイカ、白エビ……最近は、富山ブラックというラーメンも有名ですよね。あっ、マス寿司も富山でしたっけ?
うん~、考えていると、朝からお刺身が食べたくなりました。
こっちで、富山料理を食べさせてくれるお店ってないのかな?
それより、いっそ今週末は富山まで行きますか!?
などと、思っている間に、次回からまた『法隆寺燃ゆ』第二章のはじまりです。
これも長いので(多分、半年はかかりますので)、ちょくちょくと短編小説やエッセイを入れ込むかもしれません。
ではでは……。
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