見出し画像

【新説2024】第2回 クフ王の大ピラミッド建設方法(着想編)

エンジニアのヒロです。
古代エジプトのギザにある「巨大なピラミッドの建築方法」は謎であり、昔から世界の七不思議と呼ばれています。私は、当時の古代エジプト人の考え方や、現地情報などから、数値計算や3Dシミュレーションを繰り返して検討しました。その結果、非常に単純な建設方法を見つけました。
前回は、クフ王のピラミッドの建設方法の概要を説明しました。今回は、その着想についての経緯を紹介させていただきます。

1.すべての始まり

 いままで、ピラミッドには興味はありませんでした。
今年は、自宅のカレンダーは世界遺産でした。毎月、世界遺産の写真が見られます。そのなかに、ギザのピラミッドの写真がありました。とても魅力的でしたので、おもちゃのブロックで作ってみようと思いました。

2.ピラミッド単体を作る

 おもちゃのブロックを用いて、クフ王の大ピラミッド単体を作ることを目標にしました。驚いたことに、斜面の傾斜角度=50度のピラミッドを作ることができました。
1ケの凸は、約10m相当とすると、底辺の長さは240メートル、高さは130メートルになります。(下図では、トップ無し)

図1 ブロックによる大ピラミッド

3.傾斜路を考える

 つぎに、おもちゃのブロックを用いて、ピラミッド建設のための傾斜路を考えました。直線傾斜路のみでは無理がありました。やはり斜面に沿わせるジグザグ傾斜路が、安定性と部品の少なさの点で優れていると感じました。

(1)基礎部分(直線傾斜路)x4

図2

(2)ジグザグ傾斜路(大)x4
  
白いブラックが、最初のジグザグ傾斜路になります。

図3

(2)ジグザグ傾斜路(大)x4
  
途中の傾斜路(大)です。(白いブロック)

図4

(3)ジグザグ傾斜路(大)x4
  
傾斜路(大)は、隣接する傾斜路とぶつかりましたので、フラットにして終了です。

図5

(4)ジグザグ傾斜路(中)x4
  
傾斜路(中)を開始します

図6

(6)ジグザグ傾斜路(中)x4
   
途中の傾斜路(中)です。(白いブロック)

図7

(7)ジグザグ傾斜路(中)x4
  
傾斜路(中)は、隣接する傾斜路とぶつかりましたので、フラットにして終了です。

図8

(8)ジグザグ傾斜路(中)x2
  
2面のみの傾斜路(中)を、頂上付近まで設置します。この後は、櫓などで仕上げます。

図9

4.まとめ

 おもちゃのブロックを用いる場合は、思考はしないで、手が勝手に動いて組み立てます。その結果は、目で感じて、良否を判断します。これを繰り返すだけで完成しました。
私は、エジプトに行ったことはありません。実際のピラミッドを見てみたいと思います。

以上です。

いいなと思ったら応援しよう!