まず「そうしたい」と思わなあきませんなあ。 (松下幸之助)
こんにちは。読書の秋ですね📚
みなさんは自分の成長や家庭、組織がこうあってほしいという理想像や理念はありますか?
いつかはこうなってやる!なればいいな、という「あり姿」を持っていながらも、現状とのギャップが大きいからあくまで理想だよ、と自分に言い聞かせていませんか?
今日の言葉の出典
松下幸之助さんが講演会で質問者に対する何気なく答えた言葉です。稲盛和夫さんはこの言葉に背筋に電流が走った、と回顧しています。
エピソード
稲盛さんが、松下幸之助さんの講演会で「ダム式経営」について語った時のことです。
ダムが水を溜め込むように、普段から経営資源を確保することが経営の要点である、という主張に対して、このような質問が会場から上がりました。
「常にぎりぎりの経営を迫られているのに、どうやれば資源を貯められることができるのか?」
質問者は中小企業の経営者だったそうなのですが、松下幸之助さんはこう答えました。
「『そうしたい』と思わなあきませんなあ。願い念じることが大事ですわ。」
会場からは失笑がこぼれる中、稲盛さんの背筋には電流が走りました。
「これぞ経営の本質なのだ、手段は二の次、まず『強くそう思う』ことがなければ決して実現しないのだ」
この何気ない一言から、「こうありたい」という経営像を持ちながらも実現できていなかった自らに対して、強く念じることが足りなかった、と気づき、そして実践に移した稲盛さん。
後に「今日の京セラがあるのは松下さんのおかげ」と語っています。
たとえ自信がなくても大きな目標を掲げ、思い込み、実行する
このエピソードを知り、稲盛さんの感受性の高さ、そして感じたことを実践に移す力を強く感じました。
冒頭に、「みなさんは〜」と質問しましたが、私も自分の成長したい自己実現像、組織の理想とするあり姿がありながらもギャップの大きさから、理想だよね、と思っていたフシがあります。
あらためて理想像を書き下してみて、できるんだ、と思い込み、そして日々の習慣に取り込んでいこう!と決心しました。
こういうのはビビッときた時が実行するタイミングですね!
ではまた!