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ミドルリーダー🚩|年上の部下の活躍
こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。
誰しも通る道
現役ミドルリーダーの方の多くは、「年上の部下」を持った経験はあるでしょう。これから、定年が更に延長されることも予想され、会社の中の年齢構成も変わってくるでしょう。
私の部署にも、年上、特に50代後半以上の方が在籍しておられますし、これまでも様々な先輩方がいらっしゃいました。もちろん私もいずれはそうなります。
当然ながら社会人経験も私より長く、会社で一度マネジメントを経験し、その後一般職となったかたもいます。部下とはいえ私もその方々から学ばない手はありません。他の部下とは、別のお付き合いをしています。
プライドが高く、ガラスのハート
年上、という括りで語ることは必ずしも適切ではなく、画一的な解釈はできませんが、多くの方は「プライドが高く、ガラスのハートの持ち主」なのだそうです。(↓参考)
自分が50代後半になったことを想像するとわからなくもないかな、この心情、という気がします。
・自分が培ってきたテクニックが陳腐化した。
・体力的に若者にはついていけない。
・下手な失敗は出来ないし、若い人に頼りづらい。
私はこのようにお付き合いします
部下の人となり、キャリアに応じて接し方を変えることはごく自然なことですが、私なりに以下のような接し方をしています(当然その人のパーソナリティに合わなければ変えます)。
✔ ガンガン頼る
✔ 役割を持ってもらう
✔ キャリアプランは終点を意識させない
基本スタンスは、その人も現役生。キャリアを積んでいるので、高いコンテキストが通じ、長い社会人経験で他の人が理解に苦しんでいる仕事に対してほぐすのを手伝ってもらおう、と思っています。
また、「気を使う」、「遠慮する」のスタンスはNGかな、と感じます。
ライン上の「ポスト(役職)」につかせることは難しいのですが、他の部下の相談役的な立ち位置で、ドンドン相談してもらって周囲の若手との距離感を縮めていただくことは、当人にとっても、周囲に貢献しているという感覚を持ってもらいやすいですし、他のメンバーからの尊敬を集めることができます。
彼らは、自分のキャリアの終着点が見えている場合が多いです。まだ後20年以上働く自分にはまだ想像できませんが、キャリアの話をすると、「もう、私は長くないから、この研修不要だよね。」「新しい仕組みは、私は対象外でもいいかな。」的な発言が目立ちます。
でも、人生100年時代です。まだまだ、定年後も同じ会社もしくは別の会社で現役でやっていくかもしれません。時代に乗り遅れないようにしていただきたい、というのが、その方の将来を考えた時の最善の策だと思います。
ひるまずに、「他の人と同様にしてください。」というようにお願いしましょう。(やんわりと。。)
さらに、ここに差をつけると、自らの首を締めることになります。つまり、他のメンバーと、そこに差を付けてしまうと特別扱いされている人だ、というレッテルが付き、周りから人が離れていくのです。