周囲からストレス小

怒りスイッチが入る前のイライラ処理

感情の置き換え

私は人混みが嫌いで大勢の中に居るとストレスレベルが上がります。大勢の中でも、自分のパーソナルスペースに入ってこなければそんなにストレスは感じません。ただ、子どもは嫌いではありませんが、あの甲高い声だけは苦手なのです。

子どもといえば、先日、新幹線の中で子どもの泣き叫ぶ声が、いつまで経っても泣き止まないのです。最初は「お子さんが泣き出すと大変だなぁ」くらいの気持ちでしたが、段々イライラしてきました。

もちろん、子どもに何の罪もないのは百も承知ですが、疲れているからよけいイライラしたのでしょう。

泣いている親子の席を見ると、2歳くらいの子どもをなだめているお母さんの泣きそうな顔と、クシャクシャになって大泣きしている子どもが見えました。

一瞬でイライラしていた気持ちがす~っと引いて、お母さんが気の毒に思えたと同時に、この子は何が原因で泣いているのだろうと、何故か子どもの気持ちに意識が向きました。

子どもなりにこの不自由がいつまで続くのかという閉塞感、知らない人の中での恐怖感、お腹が空いても食べられない空腹感、そんな気持ちが入り乱れていたかもしれません。そりゃ大人でも泣きたくなるよね。

不思議なもので、母親と子どもの気持ちになると、観えてくるものや感じるものが変わりました。出来事そのものは何も変わってないのに受け取り方が変わっただけで「苛立ち」から「労り」に変わりました。

相手に対してイライラや怒りを感じた時、相手のフィールドに入ってみると、あなたのフィールドで作られた現実が客観的に観えてきます。つまり、相手の事情が理解できると「仕方がない」と自分の感情の矛先を変えることができます。

イライラの矛先を変える

相手がいない状況でイライラしている時は要注意です。例えば、渋滞、急ぎ、過剰労働、暑さ、痛み、失敗、悲しみなど、何故なら、そのイライラは発火寸前の怒りスイッチの予備軍になるからです。

冒頭の「感情の置き換え」同様、別なところに意識をもっていくやり方は同じです。例えば、車を運転している際、急いている時の長い信号待ちはイライラします。

こんな時、私が行なっているのは、信号待ちの間、息をゆっくり吐いてお腹を凹まして7秒間数えます。これは腹筋を鍛えるプチトレーニングになります。これを繰り返しているといつの間にか信号が変わります。これが「信号待ち腹筋トレーニング」

他にも「信号待ち老眼トレーニング」このやり方は、人差し指を目の前10センチに立てて、立てた指に焦点を合わせ、合ったらすぐに遠くを見る。それを速く交互に繰り返すと、眼のレンズを調整する筋肉を鍛えることができます。

イライラは怒りの予備軍です。イライラが溜まると、何かのきっかけで怒りスイッチが入ります。一度、怒りスイッチが入ってしまうと、60~90分くらい刺激の元から遠ざからない限りはクールダウンしません。

イライラ感情なら矛先を変えてやるだけで、すぐにクールダウンします。良かったら参考にして下さいね。


【小さな実践】
イライラの矛先を変えるプチテクニック
・6秒間吸って6秒間で吐く腹式呼吸
・イライラの対象から離れる
・意識をイライラの対象から外す
・イライラの原因を相手の立場で想像する

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