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【福井7月旅】オハナと羊とオリーブ園

福井県 地域ものがたるアンバサダー、
7月の旅は、越前海岸へ訪問させて頂きました。

初日はジオリブ講座からの旅館で1泊を経て、2日目。この日は「カフェオハナ」さんにてランチを頂きました。

小さな小屋のような外観
店内の様子 ご主人と奥様が2人で作業


この日頂いたメニューは「酵素玄米お結びリングの健康ランチ」

自家製味噌のお味噌汁、季節の漬物、野菜の筑前煮などなど無農薬無化学肥料栽培の野菜と酵素玄米の組み合わせがとても健康に良さそう


食べながらご主人のお話を聞きました。
若い頃から美食家で、世界中で美味しいものを食べ歩いていたとのこと。

しかし年齢と共に身体の事を考え始め、故郷である福井の料理と健康食に辿り着いたそうです。

さらにカフェだけでなく牧場も運営され、育てた羊を福井県初となる羊肉ブランド「福井プレサレ」として出荷。幅広く地域資源を活用した産業の発展に取り組まれていました。

プレ=牧草地、サレ=塩という意味のフランス語。フランスのノルマンディー地方で飼養される羊肉はプレサレと呼ばれ、世界のグルメ達の垂涎の的。越前海岸沿いのこの牧場には海水が潮風に乗ってミスト状に降り注ぎ、羊が食べる野草に豊富なミネラルをもたらします。この地域の地形的特性が、本場フランスに近い生育環境をもたらしているそうです。

クラウドファンディングの支援金で建設したという畜舎
牧場に放ったヤギが雑草を食べてくれるそうです

この日羊はお目にかかれませんでしたが、ヤギがお迎えしてくれました。

そしてこのオリーブ農園さんに訪問する予定をお話したところ、

「その農園でオリーブオイルを作った搾りかすをこの牧場の餌として活用できないか考えている」とご主人の次なる構想を聞きました。
これからも越前海岸沿岸地域一体となってチャレンジを続けていかれるのだろうと想像します。これからが楽しみです!

そして再び車を走らせ、訪れた「三里浜オリーブカルメリーナ」さん

カルメリーナはイタリア語で「庭園」を表します。休耕地を活用し、地域の新産業として発展させるべく、地元有志の方々と試行錯誤しながら栽培に取り組まれました。

訪れた時はちょうどオリーブが実を付け始めた頃 青空とのコントラストが美しいです

オリーブは栽培するだけでなく6次産業化を目指し、オリーブオイルは勿論、塩漬けやオリーブ茶など、加工品の製造・販売にも力を入れておられるとのこと。

特にオリーブオイルづくりは収穫してから24時間以内に搾油しないと劣化するというスピードが求められる作業・・・

改装中の加工場を見学させていただきました
内装は木を基調にしつつ竹をアクセントに活用したナチュラルなデザインに
イタリア製のオリーブオイル搾油機 「高かったよ~」と笑顔でご紹介いただきました

日本のオリーブ栽培シェアは現在香川県が9割以上、今後福井からオリーブ生産が広がっていくのが楽しみです!

そして余談ですが、、今回訪れたカフェオハナはハワイっぽいネーミング、プレサレはフランス、カルメリーナはイタリア語と、

越前海岸沿いは異国の風を積極的に取り入れ、地域資源を活用し発展していこうという気運が高まっていると感じました。

ぜひ皆さまも一度訪れてみてください!

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