意識と脱力|骨は身体の神髄。
おつかれさまです。
日常のクラスでは、老若男女身体のタイプに限らず、万人共通の誰でもできる内容を心がけているのですが、その中でも「骨をこする、叩く」効果について。
骨は主に
「身体を支える」
「血液や免疫細胞を生成する」
などの役割があります。
生命維持のための重要なポジションですが、運動というと「筋肉を伸ばしたり縮めたりすること」が近年は主流になっており、骨の存在に意識を向けられていません。できる限り隈なく、全身の骨の感触を感じられる部分を指でこすったり叩く(心地よい力加減で)とよいのですが、ポイントになる部分をお伝えします。
◎注意点
骨の中心だけでなく「際(きわ)」をこする
◆背骨、特に仙骨、頸椎
◆鎖骨、上腕骨
◆大腿骨(特に上部)
◆鎖骨、胸骨
◆寛骨(腸骨、座骨、恥骨)
◆脛骨
◆手指の骨、手根骨
◆かかと
など
骨に刺激が加わると電流(振動)が発生し、血の巡りがよくなることに加え、骨と周りの組織の癒着によって貯まっている老廃物も流れていくため、血に加えてリンパなどの全体的な水や氣の流れが循環します。
筋肉で力任せに生きることが習慣になっていると、骨の存在感が弱まり力が抜けず頑固になると言いますか、思考力も衰えます。また、背骨のゆがみが解消され中心の意識が高まることで、左右のバランスも取れていきます。
「脱力」できている状態というのは、外側の筋肉に頼り過ぎず骨で身体を支えられているということなので、重力による影響(刺激)を受けやすく、年齢を重ねても強い骨のままで居られ若々しさが保たれます。
骨の意識が高まり、周りの筋肉や組織を空洞のように感じられるようになっていくと、ただ在るだけの楽さ、心地よさ 『脱力』の在り方が少しづつ染みついていきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
hiroco